• トップ
  • ニュース一覧
  • 「光栄のひと言」。98年から7大会連続ワールドカップ出場のキットマネジャー・麻生英雄が「AJPSアワード2023」を受賞

「光栄のひと言」。98年から7大会連続ワールドカップ出場のキットマネジャー・麻生英雄が「AJPSアワード2023」を受賞

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年03月28日

ワールドカップ開催国への礼儀として清掃を続けた“功労者”

日本代表のユニホームの洗濯なども担当する麻生氏。チームにとって、まさに欠かせない存在だ。写真:AJPS

画像を見る

 日本スポーツプレス協会(AJPS)選定の「AJPSアワード2023」はスポーツ界の功労者を称える賞であり、今回それを受賞したのが麻生英雄氏だ。日本代表で、用具の準備、管理を行なう「キットマネジャー」を務めた彼はサッカー日本代表がワールドカップ初出場を果たした98年フランス大会からカタール大会まで全てチームに帯同した功労者で、そんな麻生氏にこそ相応しい勲章が、選手、競技を支える「Unsung Hero」(縁の下の力持ち)を称える同賞である。

 麻生氏はワールドカップ開催国への礼儀として、清掃を続けた方でもあり、こうした活動によって日本サッカーの国際的な評価を高めたまさに「Unsung Hero」なのだ。今回の受賞について、本人は以下のようにコメントしている。
 

「賞をいただけるのは、光栄のひと言に尽きます。私が過去にもらった賞といえば、皆勤賞くらいです。7大会連続での参加も、日本代表がW杯に出場してこその結果です。代表チーム、日本サッカー協会、スタッフのみなさんに心から感謝したいと思います。また、Jリーグが始まった当時は、決まったマニュアルや前例がなく、同じ任務に就く各クラブの皆さんと共に試行錯誤しながら仕事を作りあげてきました。そうした関係者の皆さんにも心からお礼を申し上げます。

日本代表が使用したロッカーの掃除については、場所(ロッカー)をどこかでお借りした以上、きれいにしてお返しするのが日本の文化で、特別なことではないと思って来ました。私も、ほかのスタッフ皆さんとともに、日本代表の新たなチャレンジを支えていきます」

 日本代表の躍進には、麻生氏の大きな貢献あり。スポットライトを浴びない場所でチームを支えるスタッフがいることを、決して忘れてはならない。

<プロフィール>
麻生英雄(あそう・ひでお)
1975年8月1日、神奈川県小田原市生まれ、47歳。県立足柄高ではバドミントン選手でサッカー経験もなく、大学浪人中に偶然手にしたアルバイト求人雑誌で、スタッフを一般公募していたJリーグ「横浜フリューゲルス」に採用され、95年1月入社。当初は「インナー(シャツ)取って」と選手に言われても、「インナーって何ですか?」と逆に質問するほどだった。ワールドカップ・アジア予選が初めてホーム&アウェー方式となった97年の最終予選から現在まで、日本代表の全ての活動に帯同してきた。07年に、スポーツチームの用具管理や、次代の人材育成を展開する「株式会社BOTTOM UP」を設立し、副社長に就任。

構成●サッカーダイジェスト編集部


【PHOTO】日本代表のウルグアイ戦出場17選手&監督の採点・寸評。MOMは途中出場から攻撃を活性化した伊東純也。三笘薫は何度か単独ドリブルで会場を沸かせたが…

【動画】久保建英の密着カメラ!ついに日本代表に合流
【関連記事】
「先発は難しい」久保建英のコロンビア戦スタメンはなし!森保監督が起用法を明言!「本人はやる気満々だが…」
「呼んだんだ?」内田篤人が日本代表招集に驚いた選手は?「宏樹と長友さんを呼ばないのは…」
「三笘と堂安がまた問題を起こした!」ウルグアイと引き分けた森保ジャパンをスペイン紙が批評!「やはり日本はダイナミック」
「ちゃんと指示を出すべき」闘莉王が森保監督のバルベルデ対策に不満!「必ず改善してほしい」と課題に挙げたのは?
W杯のコスタリカ戦に続きウルグアイ戦でも…。三笘と伊藤の同サイド起用はリスキーか

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ