名将への階段を駆け上がっている、40歳指揮官の強いこだわりが明らかになった。

　19年ぶりのプレミアリーグ制覇を目ざすアーセナルは、25試合を終えて２位のマンチェスター・シティとは勝点５差で首位に位置。長年待ち望んだ覇権奪回への機運が高まるなか、チームを率いるミケル・アルテタ監督は悲願成就のためにあらゆる手段を講じているようだ。

　その１つが服装だ。英紙『The Sun』によれば、負けるまで全く同じ服を着続けているという。実際、シティとの大一番（１－３）直後のアストン・ビラ戦（４－２）以降、３連勝中のため、半月ほどファッションの変更はない。本人は自身を「とても几帳面でルーティーンを重んじる人間だ」と称している。

「勝っている時に服を変えるのは好きではない。ジャンパー、ズボン、靴は以前と全く同じものを使いたい。負けたら、違うものに変えるんだ。私は自分が毎日している行動が大好きだ。だから、迷ったり、プレッシャーを感じたりした時は、そこに立ち戻ることにしている」
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　一方で、３月４日の対戦前に、このゲン担ぎを聞いたボーンマスのガリー・オニール暫定監督は、敵将を“口撃”。こんなジョークを炸裂させている。

「ミケルがしばらく着替えていないなら、あまり近付かないほうがいいかもしれないね」

　アルテタ監督は、現在のファッションのままシーズンを終えられるか。そうなればアーセナルの優勝はほぼ間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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