スペイン大手紙の『AS』が「バルセロナのシャビ監督がレアル・ソシエダで躍動するクボを気に入っている」と報じて以降、かつてカンテラ（下部組織）でプレーした久保建英が古巣へ復帰する可能性を報じる現地メデャアは後を絶たない。

　３月３日には『don balon』が「シャビはラ・マシア（バルサの下部組織の総称）で作られたトリオのために加速する。養子のペドリとガビは３人目のリンクを望んでいる」と題した記事を掲載した。

「クラブは、バルサのDNAを持った、ラ・リーガのセンセーショナルなひとりを獲得したいと考えている」

　同メディアは、「バルセロナの再建は、特定のアイデンティティのトレースによって、強さと形をとり戻す」とし、クラブの歴史の中で最も重要な時期には、ブスケッツ、メッシ、イニエスタ、シャビ、プジョールなどの下部組織出身者がいたと指摘。こう続けている。

「ガビとペドリは前者のみがラ・マシアに属したが、ゲームに対する後者の理解力の特異性は、バルサの哲学と一致している。このアイデアが有効であることの証明であり、今では別の指数が存在する可能性がある」
 

　記事は日本代表のレフティについて、「レアル・ソシエダの代表者のひとりであるクボは、バルサの下位カテゴリーの元メンバーであり、何か月もの間、バルセロナの潜在的なターゲットだ」と綴っている。

　さらに、久保の獲得について「アジア人選手のためにソシエダが要求する金額せいで簡単ではない」とし、こう締めくくっている。

「ガビは下位カテゴリーからトップチームに来ており、彼やペドリ、アレックス・バルデのような選手に賭けることができる過渡期の恩恵を受けていた。『メイド・イン・ラ・マシア』がリストアップされ、クボはその一人だ」

　チャンピオンズリーグで覇権を争える強いバルサを取り戻すカギが、バルサのDNAにあるとシャビが思っているならば、久保は有力なターゲットだと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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