移籍市場は正式に発表されるまで、最後まで何があるか分からない。

　マーケットに精通するトルコのエクレム・コヌル記者によると、バルセロナとミランがフランクフルトの鎌田大地の試合をチェックしていたようだ。２月25日に行われたブンデスリーガ第22節のRBライプツィヒ戦を視察したという。

　今季でフランクフルトとの契約が満了するため、フリーでの獲得が可能とあり、去就が注目されている鎌田は、先日からドルトムントとの口頭合意が報じられている。ファブリツィオ・ロマーノ記者は、鎌田が移籍を望んでおり、５年契約についてすでに話し合われていると伝えた。

　だが、イタリアやスペインのビッグクラブはまだ望みを失っていないのだろうか。
 

　エクレム記者の報道を受け、イタリアメディア『calciomercato.it』は「バルセロナ、そして特にドルトムントのターゲットとなっているだけに、簡単でないのは確実だ」としつつ、「だが、ミランとバルセロナは諦めていない。両クラブのスカウトがライプツィヒ戦を注意深くチェックしたという」と報じた。

「その競争から、ミランにとって簡単ではないだろう。だが、彼らはシーズン後にブラヒム・ディアスを失うかもしれない。つまり、トップ下に新たな選手を加える必要があるかもしれないのだ」

　今季、ミランはブラヒム・ディアスに代わるトップ下として、ベルギー代表のシャルル・デ・ケテラーレを獲得した。だが、適応に苦しんでおり、ここまで無得点と結果を出せていない。

　８月で27歳になる鎌田にとって、次の契約はキャリアで最も重要な選択になると言っても過言ではない。それだけに、本人はあらゆる点を考慮しながら検討しているだろう。日本代表MFの決断が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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