欧州の舞台に続き、国内でも手痛い黒星となった。

　バルセロナは２月26日、ラ・リーガ第23節で昇格組アルメリアに敵地で０-１と敗れた。勝てば２位の宿敵レアル・マドリーとの差を10ポイントにできた一戦で、よもやの黒星を喫している。

　ミッドウィークのヨーロッパリーグ・プレーオフでマンチェスター・ユナイテッドに屈し、敗退を余儀なくされたバルセロナは、公式戦２連敗となった。

　米スポーツチャンネル『ESPN』によると、シャビ監督は「本当に怒っている」とチームを𠮟責した。

「私の見方では、シーズン最悪の試合だ。前半は特にね。言い訳無用だ。インテンシティもなく、勝利への意欲すらなかった。それが心配だ。ファンに謝罪する。優勝したければ、切り替えなければいけない」
 

　シャビは「幸いにも７ポイント差があるが、優勝するには大変と分かっている。前半は今季最も失望させられた。後半は信念を見せたが、前半には腹が立った」と続けている。

「簡単にリーガを制覇するなどと考えてはいけない。トロフィーを勝ち取るのは本当に大変なんだ。我々が競っているのは、リーガとチャンピオンズリーグの現王者だ。我々はバルサだ。もっとインテンシティとリズムのあるプレーをしなければいけない。ひどく失望した」

　バルセロナは３月２日にマドリーとのコパ・デル・レイ準決勝第１レグを控えている。だが、フレンキー・デヨングは「クラシコのことは考えていなかった」と話した。

「リーガは非常に重要だし、いつだって最も大事なのは次の試合なんだ。今は仕事を続け、ハードワークで改善しなければいけない。僕らは本当に落胆している。10ポイント差にするチャンスだったんだ。まだ７差ではあるけど…この試合を落としたのは想定外だった」

指揮官の怒りは、クラシコという大一番でのエネルギーにつながるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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