序盤から川崎が攻勢に打って出るも、思うように仙台の守備を攻略できず。
今季の最終節をホームで迎えた川崎が、序盤から攻勢に打って出る。左ウイングバックに入った車屋がクロスを送ると、中央でエウシーニョが受けて好機を迎えたが、これは仙台の守備陣が素早く寄せてシュートを打たせなかった。
続く9分にも川崎が中央突破を図り、中野からエウシーニョにつなぎ、こぼれ球に反応した大久保が強引にシュートを放つも、これは力なくGKの正面に飛んだ。
以降は川崎がボールを保持しながら打開の糸口を探り、対する仙台は前線からのプレッシングと後方で強固なブロックを形成する二段構えの守備で対抗した。
すると28分、仙台は素早い攻撃から中央を切り崩し、最後は金園がシュートを放つも、これはGK新井の好セーブに阻まれる。以降は徐々に仙台が盛り返し、前半終了前には再三にわたって川崎のゴールに迫った。
ゴールが注目された大久保は、こぼれ球からのシュートこそあったものの、それ以外はオフサイド判定を取られるなど、シュート場面自体が数えるほど。中野や森谷からのパスも少なく、前線のコンビネーションもいまひとつとあって、エリア付近で思うように脅威を与えられないまま前半を終えた。