財務問題で激震が走るなか、ジョゼップ・グアルディオラ監督がモノ申した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　プレミアリーグは今月６日、マンチェスター・シティの規則違反に関する声明を発表した。現地の報道によれば、シティは「100件以上の財務規則違反の疑いで告発され、プレミアリーグから追放される可能性がある。他には勝点の減点、補強禁止、支出制限、以前のタイトルの剥奪などが罰則として考えられる」危機的状況となっている。

　12日にホームで行なわれるプレミアリーグ第23節、アストン・ビラ戦を前に、グアルディオラ監督はこの世界中で騒然となっている話題に言及。自軍のリーグ制覇に繋がった印象的な場面を持ち出し、「あの瞬間は声明文に関係なく、我々のものだ」と訴えた。

「セルヒオ・アグエロのゴール（2012年）、アンフィールドでのスティーブン・ジェラードのスリップ（2014年）。あれは今回の問題に関係があるのか？ プレミアリーグが決めることだが、私は我々が費やした努力、勝ち取ったもの、その方法を知っている。2009年や2010年に何かが起こったとしても、１つたりとも事実は変わらないだろう。僕らは何年もこの瞬間を一緒に過ごしてきたんだ」
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　52歳の世界的名将はさらに、「我々はファンとの距離を縮め、これまで以上に団結しなければならない。最も困難な瞬間が訪れた時に、いつも一緒にいられれば、クラブとして孤独であろうと関係ない」と発言。一致団結の重要性を説く。

「オーナー、会長、我々の関係を誇りに思っている。彼らが必要とするならば、私はここにいる。他の人がどう考えているかは忘れてくれ。我々は多くを勝ち取った。私は自分たちのポジションを守りたい。タイトルを守りたい。選手たちが来たいと言うなら、喜んで話を聞くし、来たくないならOKだ。自分たちが今持っているものを使ってプレーするまでだ」

　苦境の王者はピッチ外の問題を持ち込まず、目の前の試合に集中できるか。ビラを下せば、15日の首位アーセナルとの直接対決を前に勝点差を３に縮められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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