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「彼らをイラつかせた」“非売品”カイセドに2度オファーしたアーセナルとブライトンの信頼関係に亀裂か「致命的な過ちだ」

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2023年02月02日

7000万ポンドの超高額オファーにも姿勢を崩さず

今冬のステップアップ移籍を希望も叶わず。カイセド(写真)とブライトンの現行契約は2025年6月まで残っている。(C)Getty Images

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 結局のところ、エクアドル代表MFの“嘆願”は成就しなかった。

 現地1月31日夜、イングランド・プレミアリーグにおける冬の移籍市場がクローズ。ブライトンの21歳MFモイセス・カイセドの獲得に執着していたアーセナルだが、移籍期限最終日を迎えると早々に断念し、チェルシーからイタリア代表MFジョルジーニョの釣り上げに切り替える。移籍金は1200万ポンド(約19億2000万円)だった。

 アーセナルはカイセド獲得に際して、最初は6000万ポンド(約96億円)のオファーでスタート。その後、移籍期限が迫るなかで2度目のオファーに踏み切る。一気に吊り上げて、移籍金6500万ポンド(約104億円)+ボーナス500万ポンド(約8億円)の総額7000万ポンド(約112億円)だ。しかしながら、ブライトンは断固拒否の姿勢を崩さなかった。今シーズンのプレミアリーグで上位進出を果たし、クラブ史上初となる欧州カップ戦の切符をゲットしたいがためだ。

 英紙『Mirror』はそれでも、「アーセナルは諦めていない。夏にはデクラン・ライス(ウェストハム)とともにカイセドの獲得を最優先し、中盤のさらなる補強に注力するだろう」と見ている。同紙は「ジョルジーニョはカイセドの代用選手ではない。ミケル・アルテタ(監督)はあくまでエクアドルの若者に固執している」とも書き添えた。

 だが、事はそうすんなりとは運ばないかもしれない。米メディア『The Athletic』は「関係に亀裂。アーセナルは執拗にカイセドを追う致命的な過ちを犯した」と題して、ブライトンとアーセナルの間に小さくない溝が生じたと指摘する。

 同メディアによれば、アーセナルは最初のオファー(6000万ポンド)でカイセドを獲れるとは考えていなかったという。実際にブライトンからは即座に断られ、オファーの翌日には両クラブの首脳陣が電話会談を実施。その場であらためてブライトンは「いかなる提示額でも(カイセドを)売却しない」と強く念を押したという。

 にもかかわらず、アーセナルは2度目のオファーを一方的に投げてきた。加えてカイセドは自身のインスタグラムに移籍を強く希望する旨の長文を掲載し、ファンにも理解を求めるなどスタンドプレーに打って出る。チームへの悪影響などを考慮したクラブは、カイセドに対して移籍期限が終了するまで練習参加を禁じる異例の処置を取ったのだ。

 英メディアは移籍期限最終日に3度目のオファーがあるのではないか、その額は8000万ポンド(約128億円)に達するのではないかと色めきだったが、さすがに憶測の域を出なかった。
 
『The Athletic』は次のようにレポートしている。

「2度目のオファーが届くと、ブライトン内部は激しく動揺し、アーセナルに対する苛立ちを隠せなかったようだ。明らかに空気を読めなかったアーセナルのミスであり、ベン・ホワイトとレアンドロ・トロサールの移籍成立などで両クラブは信頼関係を構築してきたが、それに大打撃を与えるに十分な振る舞いだった」

 ブライトンは2021年夏にホワイトを5000万ポンド(約80億円)で、今冬の移籍市場ではトロサールをオプション付きの2700万ポンド(約43億円)でそれぞれアーセナルに売却した。

 この1年半で2度のビッグディールを成立させた両クラブだが、『The Athletic』は「今後はどうなるか分からない。夏にアーセナルがカイセド獲得に動いたとしても、一筋縄では行かないだろう」と予測する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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