現地時間１月29日に開催されたFAカップ４回戦で、ブライトンは前回王者リバプールとホームで対戦。１－１で迎えた90＋２分に三笘薫が華麗なフェイントからの巧みなシュートで鮮やかにネットを揺らし、劇的勝利を収めた。

　左サイドハーフに入り、公式戦７試合連続で先発した日本代表アタッカーは、決勝点以外の場面でもキレキレのドリブルで左サイドを完全攻略すれば、ルカ・モドリッチを思わせるアウトサイドでの絶品クロスで決定機を演出。獅子奮迅の活躍で攻撃を牽引した。

　まさに飛ぶ鳥を落とす勢い――。快進撃を続ける25歳に向け、現地メディアや指揮官が特大の賛辞を寄せるなか、キャプテンのルイス・ダンクはDFとして本音を漏らし、チームメイトへの絶大な信頼を明かした。

　英紙『Mirror』によれば、リバプール戦後のインタビューで「フットボールでは、ベストな状態でない時に勝たなければならないケースもある。今日の僕らはベストとは程遠かったが、トップチームを倒せた」と多分に手応えを示した後、こう語ったのだ。
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「ミトマを追いかけるのではなく、味方にいるなんて素晴らしいことだ！彼はどこからともなく現われる。僕らのチームにいるのは幸運だ。彼があのレベルのパフォーマンスを出し続けてくれるよう期待しているよ」

　地元出身、生え抜きの31歳は「僕らはベストな状態であれば、どんな相手でも倒せると感じている。今日はあまり良いプレーをしていない時でも、そのような相手を倒せると証明した。今の僕らには、さらに前進するためのスカッドが整っている」とも訴えた。

　新エース三笘をはじめ、意気軒昂なタレントが揃う中堅クラブが、フットボールの母国で台風の目となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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