世界の注目を集めるゴラッソだった。

　１月29日のFAカップ４回戦で、ブライトンはリバプールに２-１と勝利した。終了間際のアディショナルタイムに決勝点を挙げたのが、絶好調の三笘薫だ。

三笘はセットプレーの流れで左からのクロスをファーサイドで受けると、空中でのダブルタッチから右足アウトサイドで劇的なゴールを決めた。

　鮮やかな一発には、世界各地から賛辞が寄せられている。アメリカの『NBC』は、「ミトマには（リバプールにはない）特別な何かがある」と、強豪相手にチームを見事に勝利に導いたアタッカーを絶賛した。

「リバプールの守備を翻弄し、彼らを敗れさせ、ブライトンをラウンド突破に導いたカオル・ミトマのやり方は、現実とは思えないほどにクレバーだった」
 

　さらに、同メディアは「ミトマを獲得し、日本のスターを適切に起用できるグレアム・ポッターの後任を招聘したブライトンを称えよう」と、ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で三笘がブレイクしていると続けた。

「ゼ・ゼルビはブライトンから多くを引き出している。中でも最も光っているのがミトマだ。25歳のミトマは今、好調を続けており、昨季以上のペースでブライトンにゴールをもたらしている」

　２週間前のプレミアリーグでも三笘が活躍し、ブライトンはリバプールに３-０と快勝している。NBCは、日本代表アタッカーがブライトンを飛躍させる存在になるかもしれないと伝えた。

「彼のビューティフルゴールでブライトンは勝利した。12月31日のプレミアリーグのアーセナル戦以降、ここ６試合で４得点・１アシストだ。ブライトンはミトマをタリスマンにできる。彼が欧州の舞台に導くかもしれない」

　まさに破竹の勢いでブライトンに多くの得点をもたらしている三笘は、どこまで飛躍できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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