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【柏】エース工藤が秘める恩師・吉田監督への想い。「一日でも長く選手と監督の関係を続けたい」

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年11月15日

「ボールを回して、ここぞというところで仕留める」狙い通りの展開で先制点を奪取。

自身のファーストチャンスをきっちり仕留めて先制点。お膳立ても含め、チームとして狙い通りのゴールだった。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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「焦れないこと」。
 
 それがチームとして、工藤個人として、甲府戦のテーマだった。引いてブロックを作り、中央に堅い守備を築く相手だけに、決してチャンスの回数は多くない。ならば、「ボールを回して回して、相手を走らせて、ここぞというところで仕留める」(工藤)チーム戦術の下、ポストプレーでボールを引き出して周囲に捌きながら、したたかに裏に抜け出す動きで甲府の守備陣を牽制し続けた。
 
 そして、0-0で迎えた53分に「ここぞ」という場面が訪れる。クリスティアーノとのワンツーでペナルティエリアに侵入した大谷がGKと2対1の状況を作り出し、フリーで待ち構える工藤にラストパス。無人のゴールに蹴り込んで、待望の先制点をもたらした。
 
「ボールは支配できていたし、得点が入るのは時間の問題だと思っていた。相手のカウンターにもリスクマネジメントをして、先制ゴールまでは狙い通りの試合展開だった」
 
 しかしその後、甲府の阿部拓にビューティフルゴールを決められ、同点に追い付かれると、90+2分にはCBの鈴木がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的劣勢に立たされた柏だったが、選手たちに焦りはなかった。
 
 前半からパスワークで相手のスタミナを削ったことが功を奏し、延長戦に入り阿部拓が足を攣って交代。フィジカルの強さでプレッシャーを与えていたバレーも102分にピッチを去り、再び柏に流れがやって来る。 工藤は延長戦突入前のインターバル中、クリスティアーノと「ワンチャンス勝負になる」と話していたという。
 
「ウチがひとり少ないのに、甲府はあまりプレッシャーをかけて来なかった。自分たちがボールを持ちながらも、むやみやたらにクサビのパス、勝負のパスを狙うのは避け、120分で勝つことに集中していた」(工藤)

84分、クリスティアーノのシュート性のクロスに頭で合わせてネットを揺らすも、判定はオフサイド。「あそこで決められていれば、もっと楽に勝てていた」と悔やんだ。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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