ヤマザキナビスコカップ決勝は10月31日、埼玉スタジアムで行なわれ、３-０で鹿島がG大阪を下してJ最多となる６度目の優勝を飾った。
 
　この試合に出場したファン・ソッコ、西のコメントをお届けする。

ファン・ソッコ（鹿島／DF）
 
――ナイスゴールでした。
 
「ありがとうございます」
 
――ゴールの瞬間は？
 
「鹿島での初ゴールだったので、とにかく嬉しかった。マークに付いていたのは岩下選手だったと思うんですけど、上手く外せて、良いところにボールが来たので頭に当てるだけでした」
 
――CKの場面では、味方３人と話し合いもされていました。
 
「ゴール前に入るタイミングだったり、ボールが来るところを予測して動けばゴールを奪えるんじゃないかと。それが結果につながって１点取れて良かったです」
 
――守備面の出来は？
 
「今週は、パトリックや宇佐美への対応を常に意識しながら練習していました。そこをきっちり抑えることができたので、勝利につながったと思います。個人的なことを言わせてもらえば、（広島に在籍した昨季は）決勝のピッチに立てなかったので、そういった悔しさをぶつけたいという想いがありました。とにかく、失点をゼロにすることを第一に考えていました」
 
――鹿島にとって３年ぶりのタイトルです。
 
「最高の瞬間にピッチに立ってて、最高の気分です。このメンバーでタイトルを獲れたことで、残りの試合も自信を持って臨めると思います」
 
西 大伍（鹿島／DF）
 
――鹿島にとっては理想どおりの展開でしたが？
 
「そうですね。立ち上がりから主導権を握れたので良かったです。みんなの気持ちがひとつになっていたし、いつもよりもさらに息が合っていた。良い方向に気合が入っていたし、空回りする感じでもなかった」
 
――集中力が研ぎ澄まされていた？
 
「そうですね」
 
――宇佐美選手には仕事をさせませんでした。
 
「前半は結構はがされたかなと思いましたね。シュートまで持ち込まれていないかもしれないけど。後半のほうがより間合いを詰められたし、我慢して対応できました」
 
――チームとしては、事前の分析どおりに臨めた部分もあったのか？
 
「そうですね。皆が考えていたことはできたかなと」
 
――監督を胴上げした時の気分は？
 
「いや～まだまだでしょ。獲ってみたらこんな気分だったなという。まだまだたくさん（タイトルを）獲りたいですね」