川崎――U-22代表初招集の中野、直近9試合で10発の大久保に期待。
J1リーグ2ndステージ・15節
川崎フロンターレ - 横浜F・マリノス
10月24日(土)/14:00/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ
2ndステージ成績(14節終了時):7位 勝点23 7勝2分5敗 28得点・20失点
年間成績(31試合終了時):5位 勝点53 16勝5分10敗 60得点・46失点
【最新チーム事情】
●大久保、大島、小林が別メニュー調整も、横浜戦には間に合う公算。
●広島戦の敗戦でCS出場は絶望的ながら、まだ数字上の可能性があり、チームの雰囲気は悪くない。
●好調な横浜との対戦は「セットプレーがカギを握る」と選手たちは口を揃える。
●大島に加え、中野がU-22代表候補キャンプに招集。リオ五輪予選に向けて生き残りを懸ける。
【担当記者の視点】
朗報のひとつは、中野のU-22代表候補キャンプ招集だ。10月25日~29日に佐賀キャンプが控えるなか、初招集となった中野はアピールに燃えている。横浜戦で目に見える結果を残して、良い形でサバイバルキャンプに乗り込みたいところだ。横浜の右サイドは、アデミウソンと小林が先発の見込み。中野のドリブルで主導権を握れるか注目される。
横浜戦の最大の見どころは、やはり大久保のゴールだろう。J1通算得点数は現在155。最多の中山雅史(157)まであと2ゴールに迫る。もっとも、広島の佐藤寿人も156と肉薄しており、どちらが先に“ゴン越え”を果たすか興味深いところだ。また、大久保は今季のリーグ得点王でもトップに立ち、2位の宇佐美貴史とは3ゴール差。直近の公式戦9試合で10ゴールと勢いもあるだけに、両方の得点ランキングで記録を伸ばしたい。
チーム状況としては、まだCS進出の可能性が残る。年間3位のFC東京が勝点59。川崎は勝点53で、残り3試合でその差は6。今節の動向次第では、その差が3に縮まるだけに、まずは確実に勝利を掴み取りたい。
■「2015年J1リーグ得点ランキング」(10月23日時点)
順位 得点 名前(所属)
1 22 大久保嘉人(川崎)
2 19 宇佐美貴史(G大阪)
3 16 ドウグラス(広島)
4 15 豊田陽平(鳥栖)
5 13 クリスティアーノ(柏)
■「J1通算得点ランキング」(10月23日時点)
順位 得点 名前(所属)
1 157 中山雅史(元磐田など/現・JFL沼津)
2 156 佐藤寿人( 広島)
3 155 大久保嘉人(川崎)
4 152 マルキーニョス(神戸)
5 146 前田遼一(FC東京)