再び赤いユニホームに袖を通し、自身５度目の夢舞台参戦へ――。セルヒオ・ラモスが強い意欲を示した。英紙『Daily Mail』が11月２日付けで伝えている。

　スペイン代表史上、歴代最多180キャップを誇る鉄人は近年、度重なる怪我に悩まされ、2021年３月を最後に代表から遠ざかっている。客観的に見れば、カタール・ワールドカップのメンバー入りは厳しい状況となっているが、本人に諦める気はさらさらない。

　16年在籍したレアル・マドリーを退団し、パリ・サンジェルマンに加入してから２年目を迎えた今シーズンは、怪我無く開幕から試合に出続けるなか、自信を込めてこう語っている。

「この色を守ることが何を意味するのか、誰もが知っている。また良い感じになっているし、準備もできている。しかし、最終的には自分ではなく、僕が多大なリストペクトを込めるルイス・エンリケ監督次第だ。僕はまだ代表復帰と、このワールドカップでのプレーに興奮を覚えている。カタールに行けるといいね」

　また、母国紙『Mundo Deportivo』の取材に応じた際には、昨シーズンの怪我との戦いについても口を開いた。
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「レアル・マドリーでほぼ一生とも言える時間を過ごした後、他のクラブに適応しなければならなかっただけでなく、多くの問題があり大変だった。キャリアを通してほとんど怪我をしていなかったからね。

　でも、もう終わりだなんて一度も思わなかった。人生が与えてくれるチャレンジであり、僕のあり方に意味を与えてくれるものがあるとすれば、それは努力、個性、忍耐力だ。多くを捧げれば、最後には報われるはずだ」

　マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督も「経験と質の高さを見れば、間違いなくワールドカップに行かなければならない人材だ。彼は今でも世界最高のディフェンダーのひとり」と猛プッシュ。不屈の36歳は、カタール行きの切符を掴み取れるか。

　グループステージでコスタリカ、ドイツ、そして日本と対戦するスペイン代表のメンバー発表は11日だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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