英紙『The Sun』が“世界一美しいフットボーラー”と認定したストライカーが脚光を浴びている。スイス女子スーパーリーグのグラスホッパーで活躍する22歳、アンナ・マリア・マルコビッチだ。

【PHOTO】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの悩殺ショットを一挙お届け！

　パワフルかつスピーディな173センチのＦＷは、12歳の頃にクロアチアからスイスに移住。14歳でサッカーを始め、ＦＣチューリヒの下部組織で研鑽を積んだ。そして2020年夏に現所属であるグラスホッパーに移籍し、すぐさまプロデビューを果たすなど頭角を現わす。クラブでは７番を付け、理想のプレーヤーと崇めるクリティアーノ・ロナウドばりのパフォーマンスを披露している。

　欧州メディアで注目を集めるようになったのは2021年夏、クロアチア女子代表に初招集されたあたりから。圧倒的な美貌とワイルドなプレースタイルが関心を集め、そこに加えて公式インスタグラム上ではセクシーなビキニショットやファッショナブルな私服姿を矢継ぎ早に投稿してファンを獲得。じわじわと人気と知名度を高めていった。

　そんな実力と人気を兼備するマルコビッチに熱い視線を送っているのが、いまや世界最高峰と謳われるイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）の複数クラブだ。英紙『The Sun』は彼らが年明けにもマルコビッチ獲得に乗り出すのではないかと見ているが、選手本人はいたって冷静である。

「いずれはイングランドでプレーしてみたいとは思っています。でも焦ってはいませんし、今シーズンはまだ始まったばかりで、私はグラスホッパーでの充実した日々に満足しています。少なくともシーズンが終わるまで移籍はしません。外国で暮らす心の準備もまだ、できていませんしね」

　それでも、スイス国内をはじめとして人気は沸騰するばかり。ついに101万フォロワーと大台を突破したSNSには世界中からダイレクトメールが届き、男子の有名プロ選手からのラブコールも多いという。最近ではパリ・サンジェルマンのブラジル代表Ｆネイマールとコンタクトを取った事実を明かし、「彼は偉大なプレーヤー。だからこそ今度、女子フットボールをもっと支援してほしいと説得するつもりです」と冗談まじりに話した。
 

　インスタでは惜しげもなくセクシーショットを掲載しているマルコビッチだが、苦言と注文も忘れない。「世界一美しいフットボーラーと言われて悪い気はしない。女性ですからね」と話しつつ、「ただ、メディアのなかには“世界一セクシーなフットボーラー”と紹介するところがある。あれは許せないし、意味合いがまったく違う。家族も不愉快に感じているので、本当にやめてほしいです」と釘をさした。

　はたして22歳の俊英はいつ、イングランド移籍を果たすのか。なでしこジャパンの岩渕真奈（アーセナル）、長谷川唯（マンチェスター・シティ）、清水梨紗、林穂之香（ともにウェストハム）らと対峙する日は来るのか。実現すれば、今以上に大きな注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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