元日本代表MF中村俊輔の現役引退は、海の向こうでも注目されていたようだ。

　10月23日、J２リーグ最終節のロアッソ熊本戦で、横浜FCの中村はキャプテンマークを巻いて先発出場。60分までプレーし、大きな拍手で送り出された。

　この様子は、中村の古巣であるセルティックがあるスコットランドでも見守られていたようだ。現地紙『The Scotish Sun』は「ありがとう、ナカ。セルティックの英雄は44歳で現役を終え、感動的に送り出された」と伝えている。

「約26年間、プロとしてプレーしていたナカムラは現役を退いた。熊本戦の最後、ピッチに立っていなかったけれど、それはそれで彼らしく、チームを見守った。試合終了のホイッスルの後は、特製の”ナカムラTシャツ”を着たチームメイトから胴上げされるという、やや古典的なお見送りを受けながら最高の時間を過ごした」
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　そして、「ナカムラは、日本からここに来た最初のスター選手であり、レジェンドだ。セルティックの英雄は、イタリアやスペインでもプレーし、素晴らしいキャリアを築いた」と振り返っている。

「彼はグラスゴーでその名を轟かせ、忘れられることはない。2005年の移籍市場で、250万ポンドで獲得されたナカムラは、セルティックパークで大きな注目を浴びた。その後、４年間で166試合に出場し、34ゴールを記録。最初の３シーズンでスコティッシュ・プレミアリーグ３連覇に貢献し、国内カップ１回、リーグカップ２回の制覇に寄与した。彼は真のスターだ。チャンオピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦、オールド・トラフォードで決めた直接FKは、いつまでも忘れられない瞬間だ。決して色褪せることはない」

　また、同日にセルティックは公式SNSを通じ、現在クラブに在籍する日本人カルテットから、”先輩”へのメッセージを収めた動画を公開した。

　同紙は「特に旗手はエモーショナルなメッセージを送った。オフシーズンの間に、食事をする機会があったことを明かし、『あなたと話して、気持ちが楽になり、セルティックでプレーすることの重要性を理解しました』と感動的なエピソードを明かした」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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