リーグ戦では苦戦も内容は悲観するものではない
[天皇杯決勝プレビュー]甲府対広島/10月16日/日産スタジアム/14:00キックオフ
天皇杯の決勝はクラブにとって新しい歴史を刻む舞台。だが、戦うだけで満足することなく、J1勢4チームを撃破した勢いのまま初タイトル獲得を狙う。
J2では7連敗、11戦勝ちなしの18位と低迷。ただ天皇杯では札幌、鳥栖、福岡、鹿島を破ってきた。リーグ戦で結果こそ出ていないが、内容は悲観するものではなかった。
ビルドアップは安定してプレスを外し、相手ゴールに迫る場面も複数回、作り出せている。結果が出なかった要因は、ゴールを決め切る、守り切るという勝敗を決する部分で出た脆さ、一瞬の緩さで、格上との対戦となる天皇杯はその部分のアラートさが自然と高まって結果につながっている。
決勝でもリーグ戦でできている戦いを発揮することが大事で、それがJ2ながら決勝まで上がれた理由を示すことになるだろう。
天皇杯の決勝はクラブにとって新しい歴史を刻む舞台。だが、戦うだけで満足することなく、J1勢4チームを撃破した勢いのまま初タイトル獲得を狙う。
J2では7連敗、11戦勝ちなしの18位と低迷。ただ天皇杯では札幌、鳥栖、福岡、鹿島を破ってきた。リーグ戦で結果こそ出ていないが、内容は悲観するものではなかった。
ビルドアップは安定してプレスを外し、相手ゴールに迫る場面も複数回、作り出せている。結果が出なかった要因は、ゴールを決め切る、守り切るという勝敗を決する部分で出た脆さ、一瞬の緩さで、格上との対戦となる天皇杯はその部分のアラートさが自然と高まって結果につながっている。
決勝でもリーグ戦でできている戦いを発揮することが大事で、それがJ2ながら決勝まで上がれた理由を示すことになるだろう。
吉田達磨監督は、ファイナルの相手となる広島について「今、J1で一番強いんじゃないかと感じる。迷いがなく、前線のプレスが強力で、攻撃も守備もチャレンジしている。目ざしたくなるチーム」と語る。
甲府がプレスを受けて腰が引ければ、苦しくなるのは明白。決勝の雰囲気も相まって後手に回り続ける展開に陥る。相手のプレスの矢印を少しでもずらし、背後を見せて勢いをそぐ。
ライン間や選手間にポジションを取ってボールを運ぶという、この1年間で築いてきた戦いができれば、勝利の可能性は少しずつ膨らむはずだ。
そのうえで試合の中で必ずある相手ペースの時間帯に崩れずに戦えるかは重要。準決勝の鹿島戦では、つなぐ時と蹴り出す時の選択をはっきりとし、全員が意思統一を図って戦えていた。
甲府がプレスを受けて腰が引ければ、苦しくなるのは明白。決勝の雰囲気も相まって後手に回り続ける展開に陥る。相手のプレスの矢印を少しでもずらし、背後を見せて勢いをそぐ。
ライン間や選手間にポジションを取ってボールを運ぶという、この1年間で築いてきた戦いができれば、勝利の可能性は少しずつ膨らむはずだ。
そのうえで試合の中で必ずある相手ペースの時間帯に崩れずに戦えるかは重要。準決勝の鹿島戦では、つなぐ時と蹴り出す時の選択をはっきりとし、全員が意思統一を図って戦えていた。