しばらくゴールが決まらなければ批判されるのは、ストライカーにとって避けられない運命だ。

　セルティックは10月11日、チャンピオンズリーグでRBライプツィヒに０-２で敗れた。１分け３敗で白星がなく、グループ最下位に位置するセルティックは、これで大会からの敗退が決まっている。

　前半、セルティックには先制のチャンスがあった。右からのクロスに、ボックス内でフリーとなった古橋亨梧が頭で合わせた場面だ。だが、ヘディングシュートは枠をとらえなかった。

　古橋は欧州最高峰の舞台で４試合に出場しながら無得点。９月以降の公式戦は、10月１日のマザーウェル戦を除いて得点がない。リーグ戦の開幕から５試合で６得点を挙げたが、約１か月半にわたってゴールを量産できていないのだ。

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　それもあって、『footballfancast』は13日、「特に前回の試合では、再びキョウゴ・フルハシが最も大事なときに及ばなかった。30分に訪れたヘディングのチャンスをふいにしてしまった」と、日本代表ストライカーに手厳しい評価を下している。

「昨年夏にヴィッセル神戸から加入して以来、彼はセルティックのゴールゲッターだった。昨季は公式戦で20得点を挙げている。だが、今季はチームのここ９試合でわずか１得点と得点力が落ちている（うち２試合は欠場）。リーグ戦では８試合出場７得点という見事な数字ではあるが、欧州ではネットを揺らせていない。得点への関与は先週の敵地でのRBライプツィヒ戦でジョッタの得点をアシストしただけだ」

　さらに、同メディアは「ここまでのグループステージでのゴール前での失敗について、彼もギオルゴス・ギアクマキスも『もっとうまくやらなければいけなかった』と感じているだろう。特にキョウゴは近距離からのヘディングシュートを外し、チャンスを無駄にしてしまった」と続けている。

「エリートクラスの舞台で彼が黄金のタッチを発揮できていないことは、セルティック敗退の一因だと思われる。ギアクマキスが先週末の試合で終盤にドラマティックな得点を挙げただけに、今後は先発の座を保つプレッシャーにさらされるかもしれない。そしてRBライプツィヒ戦で苦戦しただけに、（古橋は）少し有利でなくなるかもしれない」

　昨年夏の加入以降の活躍は周知のとおりだ。セルティックで古橋の力を疑問視する者はいないだろう。だが、得点が止まっていれば、スタメンから外されることもあり得るのがFWだ。アンジェ・ポステコグルー監督の起用が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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