元スコットランド代表MFクレイグ・バーリー氏が、去就問題が再燃しているパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペを酷評した。英メディア『Sportskeeda』が伝えている。

　フランス代表FWを巡っては、10月11日に欧州メディアが一斉に「今冬の移籍市場でクラブを離れる可能性がある」と報道。レアル・マドリーへの移籍が確実視されながら、急転直下で残留を決断し、今夏に2025年まで契約延長したばかりだが、起用法を含めたピッチ内外の現状に不満を抱き、来年１月の退団希望を申し出たという。

　ただ、パリSGのアドバイザーを務めるルイス・カンボス氏は、すぐさま否定。「噂は毎日あるものなので、全てにコメントはできない。だが、これは選手からの発言ではなく、完全にメディア発信のただの噂だ。私は毎日キリアンと一緒にいるが、１月に退団したいという話を聞いたことはない」と主張した。
　
　真実のほどは定かではないが、若きスターの去就が、再び世界中で注目を集めているのは確かだ。かつてチェルシーなどでプレーしたバーリー氏は、『ESPN』の番組に出演した際に、以下のような辛辣な言葉を並べている。
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「彼らは彼の約束を果たすために何人かのストライカーを連れてきてプレーさせ、自由を与えようとした。彼はただのチームプレーヤーではない。キリアンが望むものをキリアンが手に入れるんだ。

（監督のクリストフ・）ガルティエが何を言おうが、PSGが何を言おうが、正直に言おう。この男は自分の思い通りにならない限り、今のところ世界のサッカー界で一番大きな赤ん坊で間違いない。彼のエゴは制御不能だ。数か月前、“地球”を与えられた時、彼はみんなにこの戯言はプロジェクトだと言っていたね」

　バーリー氏の攻撃は止まらない。「全てのサッカー選手が全ての試合において、好きな場所でプレーでき、全てのチームが完璧で、クラブがした全ての約束が守られると思うか？」と、自身の中では答えは一択の疑問を投げかけている。

「シーズン開始数か月後には、お気に入りのポジションでプレーできないと、赤ん坊のように大泣きしている。キリアン・エムバペが望むものを得られない時は、ことわざにもあるように、ベビーカーから玩具を投げるんだ。それ以外の見方はない。彼は威厳のあるサッカー選手だが、運転手もブレーキもないエゴの塊のような刺激的な列車に乗っている」

　赤ん坊のレッテルを貼られた23歳は、何を思うのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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