• トップ
  • ニュース一覧
  • なぜ久保建英はソシエダ指揮官から“全幅の信頼”を得られたのか。 番記者が見解「バイオリニストのようなプレーを見せた数秒後に…」【現地発】

なぜ久保建英はソシエダ指揮官から“全幅の信頼”を得られたのか。 番記者が見解「バイオリニストのようなプレーを見せた数秒後に…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年10月09日

これからも主役として活躍することが約束されている

新戦力の久保を重用しているアルグアシル監督(右)。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

画像を見る

 レアル・ソシエダの若手有望株の1人、アンデル・バレネチェアは、先発出場したある試合のハーフタイム中に、イマノル・アルグアシル監督から「後半もう15分だけやる。その間に何もしなければ即交代だ」と告げられたことがあるという。

 幸いにして「開始数分後、ルーレット(回転しながらボールを動かすフェイント)で相手をかわすことができた。そのプレーを境に物事が好転し、90分間フル出場することができた」と続ける。

 アルグアシルは選手たちの間で特別な存在だ。バレネチェアは飴と鞭を使い分けるその指導法を次のように説明する。

「練習中は愛想のひとつもふりまかない。でもピッチを離れると、毎日『元気か?』って声をかけてくれたり、とても親身になって接してくれる。選手にとってはとても有難いことだ。自分のことを大事にしてくれているということが伝わってくるからね。それがチーム全体の良好な雰囲気作りにも繋がってくる。試合に勝った後はあえて叱責して手綱を引き締めて、逆に負けた後は『俺たちは世界一だ』と盛り上げてくれる」
 
 アルグアシルが良いプレーができなくても叱責することはない。彼が最も嫌うのは、チャレンジしないことだ。そう、タケ・クボ(久保建英)が開幕以来、体現しているのは、まさにそのスピリットだ。その一方で、近しい関係者によると、アルグアシルもタケの能力の中でとりわけ粘り強さ、協調性、努力する姿勢といった点を評価しているという。

 今シーズンが開幕してからまだ2か月が経過していない中、タケが指揮官の構想で主力に位置付けられていることは、6日のヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦の起用法からも見て取れた。これはタケが自らの頑張りで勝ち取ったステータスであり、これからも主役として活躍することが約束されていると言える。

 タケはうまく行かなくても、決して動揺しないし諦めない。「パスをよこせ」と要求し、成功するまで何度でも挑戦する。常に冷静さを保つことができるのは、自分の可能性を信じ、遅かれ早かれチャンスが訪れることを確信しているからだろう。

「インスピレーションは常に存在する。見つけに行くんだ」というかのパブロ・ピカソがよく口にしていたという言葉と同じ要領だ。一瞬の閃きで、試合の均衡を破ることができる。
 
【関連記事】
「タケが小さすぎ。またいじられてる」ソシエダ公式が投稿した久保建英の“ビートルズ風”イラストにファンがツッコミ!「やっぱり福くんやん」
「クボの獲得が正しかったと証明」加入を疑う声もあった久保建英のブレイクに現地メディアが驚嘆!「奇妙に見えたソシエダの賭けは成功した」
「シュートうまっ」「まじで圧巻」久保も絡んだ素早いパスワーク→名手シルバが決めた強烈ゴラッソが反響!
「タケはヤヌザイを大きく上回る」久保建英と相棒FWのコンビをソシエダ番記者が絶賛!「主役級の働きを見せている」【現地発】
「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希と…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ