９月４日に行なわれたプレミアリーグ第６節で、三笘薫の所属する４位のブライトンは、４連敗中で最下位のレスターとホームで対戦。三笘は開幕から６試合連続でベンチスタートとなった。

　前節でフルアムに１―２で敗れ、今シーズン初黒星を喫したブライトンは、開始から１分も経たないうちに先制を許す。敵陣中央でマーチがボールを奪われたところからショートカウンターを食らい、最後はイヘアナチョに流し込まれた。

　しかし10分、そのマーチがトロサールのクロスからヘディングシュート。これが相手DFトーマスの身体に当たってゴールに吸い込まれる。

　すぐさま追いついたホームチームは15分にも、ハーフウェイライン付近でのパスカットから一気に持ち上がったエムウェプのラストパスを、ペナルティエリア内で受けたカイセドが押し込み、あっさり逆転に成功する。

　ブライトンはその後も押し込みながら、チャンスをモノにできない。すると33分、ティーレマンスの縦パス１本でダカに抜け出され、失点。前半はこのまま２―２で終わる。
 

　後半開始直後の47分には、エリア手前でこぼれ球に反応したマク・アリステルが、右足を一閃。強烈な一撃で突き刺し、再び勝ち越しと思われたが、オン・フィールド・レビューの末に、得点は取り消しとなる。

　それでも64分、グロスの絶妙なパスからトロサールがネットを揺らし、正真正銘の勝ち越し点を奪取。残り30分を切ったところで一歩前に出る。

　勢いに乗ったトロサールは、71分にもエリア内でディディのファウルを誘い、PKを獲得。これをマク・アリステルがど真ん中に決め、リードを２点に広げる。

　厳しい展開となったレスターは74分に３枚替えを敢行。今シーズン初めて先発を外れていたエースのヴァーディーらを一気に送り込む。

　ブライトンは終盤にかけても押し気味に進めた結果、後半アディショナルタイムにマク・アリステルが鮮やかなFKで叩き込み、勝負あり。６試合を終え、勝点を13とした。一方、レスターは泥沼の５連敗となった。

　なお、三笘には最後まで声が掛からず、マンチェスター・ユナイテッドとの開幕節（〇２―１）以来の出番なしに終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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