シティ・フットボール・グループを形成
元日本代表MFの鈴木啓太氏が9月2日、自身のYouTubeチャンネルで最新コンテンツを投稿。ワールドサッカーダイジェスト副編集長の白鳥大知とともに、マンチェスター・シティの強さの秘訣に迫った。
シティは1880年に創設。1970年代までは国内トップクラスの強さを誇ったが、以降は低迷。1998年には3部降格を経験した。
その後、2011-12シーズンにプレミアリーグでは初、国内リーグでは44年ぶりに優勝。直近5シーズンでは4度の優勝を果たし、チャンピオンズリーグでも上位の常連に。世界屈指の強豪クラブとして地位を確立している。
マンチェスター・シティがビッグクラブになれた要因には、資金力と改革がある。2008年にUAEのADUGに買収されて資金力が増強し、優秀な監督や選手を獲得できるようになった。さらに、2012年に就任したフェラン・ソリアーノCEOとフットボール・ディレクターのアイトール・ベギリスタインが改革を行なった。
ソリアーノCEOは“強くて持続可能なチーム作り”を掲げ、オーナーが世界各国の複数クラブを有するマルチクラブオーナーシップを導入し、シティ・フットボール・グループを形成した。横浜F・マリノスやスペインのジローナなどが、同グループに属している。鈴木氏は、横浜の関係者と交換した名刺に多数のクラブエンブレムが記されていたと振り返る。
シティは1880年に創設。1970年代までは国内トップクラスの強さを誇ったが、以降は低迷。1998年には3部降格を経験した。
その後、2011-12シーズンにプレミアリーグでは初、国内リーグでは44年ぶりに優勝。直近5シーズンでは4度の優勝を果たし、チャンピオンズリーグでも上位の常連に。世界屈指の強豪クラブとして地位を確立している。
マンチェスター・シティがビッグクラブになれた要因には、資金力と改革がある。2008年にUAEのADUGに買収されて資金力が増強し、優秀な監督や選手を獲得できるようになった。さらに、2012年に就任したフェラン・ソリアーノCEOとフットボール・ディレクターのアイトール・ベギリスタインが改革を行なった。
ソリアーノCEOは“強くて持続可能なチーム作り”を掲げ、オーナーが世界各国の複数クラブを有するマルチクラブオーナーシップを導入し、シティ・フットボール・グループを形成した。横浜F・マリノスやスペインのジローナなどが、同グループに属している。鈴木氏は、横浜の関係者と交換した名刺に多数のクラブエンブレムが記されていたと振り返る。
マルチクラブオーナーシップのメリットは、保有選手に適切な環境を与えられる点や、世界中にスカウトの目を光らせられる点、プレーヤートレーディングで利益を上げられる点、スポンサーを共有できる点、イメージや人気のアップにつながる点などがある。
スカウト網の具体例として、番組では板倉滉のケースを紹介。シティは、同グループの横浜を通じ板倉の実力を把握して獲得。鈴木氏は「最初は『マンチェスター・シティ!?』ってなったけど、このようなメリットがあるから」と納得した。さらに、シティは、板倉の今季のボルシアMGへの完全移籍で移籍金を獲得した。
一方で、選手がシティでプレー機会がないままでも利益が上がることに批判がある点や、シティが保有している選手を把握できない部分もある。同グループのチームに加入した選手が、そのチームの希望なのか、シティの意向で獲得したのかが明らかにならない側面もある。
解説を聞いた鈴木氏は「面白いよ。これは今の社会の縮図。資本主義」とうなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連動画】マンCが板倉を獲得した背景に「このようなメリットがあるから」と啓太も納得。世界屈指の強豪クラブの強化方法とは?
スカウト網の具体例として、番組では板倉滉のケースを紹介。シティは、同グループの横浜を通じ板倉の実力を把握して獲得。鈴木氏は「最初は『マンチェスター・シティ!?』ってなったけど、このようなメリットがあるから」と納得した。さらに、シティは、板倉の今季のボルシアMGへの完全移籍で移籍金を獲得した。
一方で、選手がシティでプレー機会がないままでも利益が上がることに批判がある点や、シティが保有している選手を把握できない部分もある。同グループのチームに加入した選手が、そのチームの希望なのか、シティの意向で獲得したのかが明らかにならない側面もある。
解説を聞いた鈴木氏は「面白いよ。これは今の社会の縮図。資本主義」とうなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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