現地時間８月17日、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるセリエAのローマは、日本企業トヨタ自動車と新たなスポンサー契約を締結したことを発表した。契約は2年間で、3年目の延長オプションがついている。総額は約200万ユーロ（約2億8000万円）と見られる。

　公式HPによれば、今回の契約はトヨタ・イタリアの管轄にあり、同社はメイングローバルパートナーとなって、今シーズンのすべてのトレーニングキットに「TOYOTA」のロゴが掲出される。さらには、トヨタとレクサスの電気自動車に加え、同社ブランドのKINTOのモビリティ・サービスも提供されるという。

　クラブのダン・フリードキン会長は米国におけるトヨタ車の民間販売会社を経営しており、フランチャイズで５州にわたって展開していることでも知られる。その繋がりもあり、今回のスポンサー契約に至ったようだ。

　ピエトロ・ベラルディCEOは公式HPを通じ、「トヨタを我々の世界に迎えることができて大変うれしく思う。これはスポーツの価値観や原則だけではなく、我々のブランドに信頼を寄せてくれる人々に常に最高のものを提供する決意表明であり、そのビジョンを共有できるパートナーに恵まれた証でもある」と喜びを綴った。
【画像】ディバラらが「TOYOTA」ロゴ入りのシャツを着用！ 公開されたトレーニングウェアをチェック

　そして公式SNSでは、新加入のパウロ・ディバラとジョルジニオ・ワイナルドゥム、イタリア代表MFニコロ・ザニオーロ、DFレオナルド・スポナッツォーラ、ポルトガル代表GKルイ・パトリシオらが「TOYOTA」ロゴ入りのトレーニングウェアに身を包み、練習に励む姿が公開されている。

　この一報に現地サポからは「激アツ」「良いスポンサーがついた！」「来年はメインスポンサーってこと!?」「新しく建設されるトヨタ・アリーナに入場する日が楽しみでならない」「トヨタよ、あなたは黄金の契約を手に入れた。トレーニングジャージは実はユニホームより着ている時間が長いんだ！」「正直に言って最高だ」「札束が舞うぞ」など歓喜のコメントが寄せられている。

　また、日本のサポーターも「TOYOTA」とロゴの入ったシャツの画像が公開されると次々に反応。「マジか」「これは本当ですか？夢？」「もしかして、モウリーニョが日本に来るの？」「来日の確定演出」「トヨタの本社がどこにあるか知っていますか…。名古屋のある愛知県です」といったコメントが飛び交い、大きな反響を呼んでいる。

　ローマの女子チームには、今夏に日本代表DF南萌華が加入したばかり。日本とのつながりがいっそう深くなったクラブの今後の動向に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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