前半だけで３失点の手痛い黒星の中でも、ハダースフィールドの中山雄太は一定の評価を得たようだ。
ハダースフィールドは８月９日、リーグカップ１回戦で同じイングランドの２部プレストンに１-４で敗れた。前半30分までに３ゴールを許すと、後半にも追加点を献上。その後１点を返すにとどまり、フル出場した中山は加入後初の公式戦で大会敗退の悔しさを味わうことになった。
だが、地元メディア『YorkshireLive』は、採点記事で中山に及第点の６点をつけた。ジャック・ルドニの７点に続くチーム２位タイの採点だ。６点は中山のほかに３人だけだった。
同メディアは寸評で「左SBで先発し、ひどかった前半の中で良かったところを出せた唯一の選手だった」と伝えている。
「１時間が経過してからは３バックの左を務め、そこでもうまくやった。土曜の試合（ストーク戦）では、必ず先発出場を強く考慮すべきだ」
チームは公式戦３連敗
また、YorkshireLiveは試合レポート記事でも「左SBとして先発した際も、３バックの左に移ってからもうまくやり、前半に見事だった唯一の選手がユウタ・ナカヤマだ」と、中山に賛辞を寄せた。
「日本代表はすでにファンの間でカルト的な人気を得つつあり、今回もそれを損ねなかった」
チャンピオンシップ開幕から２連敗を喫し、この日の黒星で公式戦３連敗となったハダースフィールド。リーグ最下位と苦しい出だしとなり、13日のストーク戦でぜひとも流れを変えたいところだ。
その大事なストーク戦で、中山が再びインパクトを残すことができるか、注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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