敗退からの大逆転劇。相生学院高がニューバランスチャンピオンシップ予選で躍動

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2022年08月07日

中央予選は準々決勝で敗退。しかし──

相生学院高はどのような過程で全国大会出場を決めたのか。写真:相生学院高

画像を見る

 株式会社ニューバランスジャパン主催のNEW BALANCE CHAMPIONSHIP 2022 U-16。育成年代の選手たちに全国レベルで戦えるステージを提供し、出場チーム同士の交流を図る場ともなるこの大会の中央予選に、兵庫県の相生学院高が参戦した。

 参加24チームが8つのグループに分かれ、予選リーグを勝ち抜いた8校で決勝トーナメントを行ない、上位4チームに全国出場の権利が与えられる同大会で、まず国士舘高(東京)と熱田高(愛知)と同居した相生学院高は幸先よく2連勝。国士舘高に3−0、熱田高に4−1と危なげない試合展開で予選リーグを突破した。

 迎えた決勝トーナメント、あとひとつ勝てば全国大会出場が決まる準々決勝で、相生学院高は就実高(岡山)と対戦。ボールをキープしながらもチャンスをものにできず、一方で失点を重ねて0−2と完封負けを喫してしまった。

 その後の順位決定戦で学法石川高(福島)に3−0、中央学院高(千葉)には2−0といずれも完封勝利を収めて5位となった相生学院高だが、惜しくも全国大会出場は叶わず。しかし──。その5位という成績が評価されてか、エントリー枠に空きが出た九州予選に招待される形で再び全国行きのチャンスが巡ってきた(優勝1チームだけ全国大会に出場)。
 
 そこで相生学院高は快進撃を見せる。初戦で佐賀北高(佐賀)を4−0で下すと、続く2試合目では鹿児島情報高(鹿児島)に4−0と快勝。さらに予選リーグ最終戦で宮崎日大高(宮崎)を1−0、決勝ではなんと九州文化学園高(長崎)を7−0で破ったのだ。

  敗退からの大逆転劇と言っていいドラマチックな展開で全国大会出場を決めた相生学院高。9月17~19日に開催される決勝大会での快進撃も期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【動画】激闘ニューバランスチャンピオンシップ。相生学院は全国大会出場なるか
【関連記事】
【感動秘話】思考停止で廃人寸前だった父親を救ったゴール。当時10歳の高橋少年が起こした奇跡
「やはり神というほかない」メッシの圧巻オーバーヘッド弾に世界衝撃!「美しすぎるだろ」
フライブルク堂安律が開幕戦で圧巻のリーグ戦今季初ゴール! 加入後公式戦2戦連発、ブンデスでは441日ぶりの得点
ネイマールが圧巻の1G3A、メッシは鮮烈オーバーヘッド弾を含む2発!パリSGがリーグ開幕戦で5発圧勝
いきなり部員の半数が退学も…プロジェクト開始3年で県予選決勝まで登り詰めた相生学院高の紆余曲折

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ