パリ・サンジェルマンが、今夏4人目となる新戦力を確保しそうだ。
現地時間8月2日、フランスの『L'EQUIPE』紙は、パリSGがポルトガル代表のMFレナト・サンチェス獲得で、所属先のリールと合意に達したと報道した。
両クラブからの正式アナウンスはまだないものの、同紙によれば、交渉は2日中にまもとまり、移籍金は1500万ユーロ(約21億円)で、年俸は500万ユーロ(約7億円)となるようだ。
パリSGは23年夏で契約満了となるサンチェスとすでに個人合意に達していたものの、リールとのクラブ間交渉が難航していた。
その理由として、リールがパリSG側の提示したレンタル+買い取りオプションでの移籍を拒否していたこと、パリSGを上回る移籍金1600万ユーロ(約22億4000万円)を提示していたミランへ移籍させたいと考えていたからだ。
移籍金21億円での完全移籍でパリSGへ
最終的にパリSGは、移籍金1500ユーロでの完全移籍を提示。サンチェスがリールの練習を事実上ボイコットするなどチーム内で不満分子化してきたこともあり、本人が希望するパリSGとのクラブ間交渉が成立したと考えられている。
正式決定すれば、中盤センターの補強はヴィチーニャ(←ポルト)に続いて2人目。今夏、パリSGの強化責任者に就任したルイス・カンポス、新監督のクリストフ・ガルティエは、リールでサンチェスと共闘しており、特徴を熟知している。
古巣エバートンへの復帰の可能性が報じられているイドリサ・ゲイエよりも、攻撃面で特徴を発揮するボックス・トゥ・ボックス型のMFとして重宝される可能性は高い。
パリSGは日本時間8月7日、リーグ・アン開幕戦でクレルモンと対戦する。サンチェスは出場するのか注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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