ゲームを組み立てるプレーも効果的だった
[E-1選手権]日本3-0韓国/7月27日/豊田スタジアム
完勝。そのひと言に尽きる。
E-1優勝がかかった韓国戦、相手は2戦して2勝。1勝1分の日本は勝つしかなかった。そんな一戦で、森保ジャパンは3-0で宿敵を一蹴した。前半はスコアレスだったけど、後半に相馬、佐々木、町野が決めて、タイトルを手にした。
日本が優勝するために、という想いがあった一方で、カタール・ワールドカップのメンバー入りに向けて、それぞれがアピールしたいという想いもあったと思う。チームのために戦いながら、個々が良さを発揮。一つひとつのプレーに気持ちがこもっていて、見応えのあるゲームだった。
そのなかでも特に目を引いたのが、右SBの小池かな。マリノスで見せているプレーを、代表のピッチでも存分に披露した。攻守にアグレッシブで、右サイドを活性化。思い切りの良いオーバーラップはもちろん、縦に行くだけでなく、中にポジションを取って、ゲームを組み立てるプレーも効果的だった。コンディションがいいんだろうね。
小池は町野が決めたチーム3点目をアシスト。きれいな崩しから相手ゴールをこじ開けたけど、その起点になったのも小池だった。敵陣の右サイド寄りでキープしたとき、さらに外に展開できたけど、きゅっと切り替えて、中央の藤田にパス。それで終わらずボックス内に勢いよく走り出す。
藤田はゴール前の西村につけて、西村がダイレクトで小池に浮き球パス。これを小池が折り返して、町野が押し込んだ。これだけスピーディにパスがつながれば、相手の目線もずれてくる。普段からマリノスでもやっているプレーなんだろうけど、小池の“3人目の動き出し”は素晴らしかったね。
完勝。そのひと言に尽きる。
E-1優勝がかかった韓国戦、相手は2戦して2勝。1勝1分の日本は勝つしかなかった。そんな一戦で、森保ジャパンは3-0で宿敵を一蹴した。前半はスコアレスだったけど、後半に相馬、佐々木、町野が決めて、タイトルを手にした。
日本が優勝するために、という想いがあった一方で、カタール・ワールドカップのメンバー入りに向けて、それぞれがアピールしたいという想いもあったと思う。チームのために戦いながら、個々が良さを発揮。一つひとつのプレーに気持ちがこもっていて、見応えのあるゲームだった。
そのなかでも特に目を引いたのが、右SBの小池かな。マリノスで見せているプレーを、代表のピッチでも存分に披露した。攻守にアグレッシブで、右サイドを活性化。思い切りの良いオーバーラップはもちろん、縦に行くだけでなく、中にポジションを取って、ゲームを組み立てるプレーも効果的だった。コンディションがいいんだろうね。
小池は町野が決めたチーム3点目をアシスト。きれいな崩しから相手ゴールをこじ開けたけど、その起点になったのも小池だった。敵陣の右サイド寄りでキープしたとき、さらに外に展開できたけど、きゅっと切り替えて、中央の藤田にパス。それで終わらずボックス内に勢いよく走り出す。
藤田はゴール前の西村につけて、西村がダイレクトで小池に浮き球パス。これを小池が折り返して、町野が押し込んだ。これだけスピーディにパスがつながれば、相手の目線もずれてくる。普段からマリノスでもやっているプレーなんだろうけど、小池の“3人目の動き出し”は素晴らしかったね。
この得点に絡んだ藤田も、韓国戦では目立っていた。20歳のボランチは終始、落ち着いてプレーしていて、自分のテンポでボールをさばくことができるし、相手も潰せる。相馬の先制点をアシストしたミドルパスも見事だった。
藤田のお膳立てからヘディングシュートを決めた相馬は、CKで佐々木のチーム2点目もアシスト。決定的な仕事に絡んだほか、持ち前の突破力で左サイドから多くのチャンスを演出した。大事な試合で、結果が求められるなかで、期待に応えるパフォーマンス。アピールに成功したひとりだろうね。
国内組で編成されたE-1組の奮闘は、森保監督の眼にどう映ったか。ここから何人がカタール行きのチケットを掴めるか。残された時間はそう多くないけど、だからこそ、今後のJリーグでのプレーにも期待したいし、注目したいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、50歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを観戦&研究する日々を過ごす。
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国内組で編成されたE-1組の奮闘は、森保監督の眼にどう映ったか。ここから何人がカタール行きのチケットを掴めるか。残された時間はそう多くないけど、だからこそ、今後のJリーグでのプレーにも期待したいし、注目したいね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、50歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを観戦&研究する日々を過ごす。
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