「今日こそやってやろうと思っていました」
[インターハイ2回戦]聖和学園3-2札幌光星/7月25日(月)/徳島スポーツビレッジC
聖和学園(宮城)は授業終わりの通常練習に加え、平日は毎朝5時半からチーム全員で練習に励むのが一日のスタート。ドリブルとショートパスの連鎖による華麗な崩しは、どのチームより多くボールに触ることで身に付いていると言っても過言ではない。
日々の絶え間ない努力によって見る人を魅了するサッカーが生まれていくが、インターハイの2回戦でヒーローとなったのは、チームでも随一の努力家であるMF増川琳太郎(3年)だ。
昨年まではBチームでプレー。最終学年を迎えた今年はAチームに籍を置くものの、プリンスリーグ東北では途中出場や、ベンチに入りながらもピッチに立てない試合が続いていた。
1回戦の立正大淞南(島根)戦でも出番を得たのは後半のアディショナルタイムになってからだった。ただ、立正大淞南戦で本来はスタメンを務めるFW角野玲也(3年)が退場し、2回戦の札幌光星(北海道)戦は出場停止となったため、増川にFWとしてスタメン出場のチャンスが訪れた。
聖和学園(宮城)は授業終わりの通常練習に加え、平日は毎朝5時半からチーム全員で練習に励むのが一日のスタート。ドリブルとショートパスの連鎖による華麗な崩しは、どのチームより多くボールに触ることで身に付いていると言っても過言ではない。
日々の絶え間ない努力によって見る人を魅了するサッカーが生まれていくが、インターハイの2回戦でヒーローとなったのは、チームでも随一の努力家であるMF増川琳太郎(3年)だ。
昨年まではBチームでプレー。最終学年を迎えた今年はAチームに籍を置くものの、プリンスリーグ東北では途中出場や、ベンチに入りながらもピッチに立てない試合が続いていた。
1回戦の立正大淞南(島根)戦でも出番を得たのは後半のアディショナルタイムになってからだった。ただ、立正大淞南戦で本来はスタメンを務めるFW角野玲也(3年)が退場し、2回戦の札幌光星(北海道)戦は出場停止となったため、増川にFWとしてスタメン出場のチャンスが訪れた。
この日は彼にとって、トップチームで初めてのスタメン。「少し緊張していた」ものの「今まで途中から出て結果を残せていなかったし、全国大会だったので、今日こそやってやろうと思っていました」と意気込み十分で試合に挑んだという。
だが、前半は持ち前のドリブルとパスワークによって試合の主導権を握ったものの、思い通りにシュートまで持ち込めない。増川自身もシュート0本に終わり、消化不良の時間を過ごした。
後半に入ってからは選手同士の距離が近くなり、パスのテンポが上がっていく。途中出場で入ったMF神田翔和(3年)の存在も良いアクセントとなり、相手ゴール前での場面が増えた。増川に最初の見せ場が訪れたのは、後半10分。後方から入った縦パスをゴール前で受けると、「自分が得意とする形」である振り向きざまからのシュートをゴールネットに突き刺した。
2度目の決定機はその7分後。高い位置で奪ったMF石澤海陽(3年)が左サイドを抜け出すと、「10番(石澤)が速いのは分かっていたので、マイナスで待っていました」と素早くゴール前に侵入。ボールが入るとともに振りぬいた一撃がチームの2点目となった。その後、追い付かれたが、70+7分にDF玉腰翔(3年)が決めて勝利。立役者は2度の歓喜を呼び込んだ増川で間違いない。
だが、前半は持ち前のドリブルとパスワークによって試合の主導権を握ったものの、思い通りにシュートまで持ち込めない。増川自身もシュート0本に終わり、消化不良の時間を過ごした。
後半に入ってからは選手同士の距離が近くなり、パスのテンポが上がっていく。途中出場で入ったMF神田翔和(3年)の存在も良いアクセントとなり、相手ゴール前での場面が増えた。増川に最初の見せ場が訪れたのは、後半10分。後方から入った縦パスをゴール前で受けると、「自分が得意とする形」である振り向きざまからのシュートをゴールネットに突き刺した。
2度目の決定機はその7分後。高い位置で奪ったMF石澤海陽(3年)が左サイドを抜け出すと、「10番(石澤)が速いのは分かっていたので、マイナスで待っていました」と素早くゴール前に侵入。ボールが入るとともに振りぬいた一撃がチームの2点目となった。その後、追い付かれたが、70+7分にDF玉腰翔(3年)が決めて勝利。立役者は2度の歓喜を呼び込んだ増川で間違いない。