【番記者通信】熱気が高まる格別なクラシコ|R・マドリー

カテゴリ:メガクラブ

パブロ・ポロ

2014年03月21日

バルサも上り調子で、楽観ばかりはできない。

首位で迎えるベルナベウでのクラシコ。マドリディスタの熱気は否が応にも高まっている。 (C) Getty Images

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 いま、スペインでは何が話されているか。決まっている。クラシコだ。カフェの時間にも、夕暮れ時にも、仕事に向かう電車の中だって、誰もがこの試合について話している。誰もが一家言を持っていて、それぞれの予想をする。それは年に2回、スペインという国にやってくる最高の楽しみだ。

 今回のクラシコがまた格別なのは、タイトルをかけた戦いになるからだ。街を覆う熱気は、かなりのものだ。過去2年間は、両者の間に差があったために、熱は奪われていた。2シーズン前はレアル・マドリーが独走し、クラシコの第2ラウンドの結果は大勢に影響がなかった。一方で昨シーズンのマドリーは早々と優勝争いから脱落した。しかし、今シーズンは違う。

 マドリーが勝てば、バルサはタイトルレースから脱落することになるだろう。そしてアトレティコとの一騎打ちになる。バルサが勝てば、アトレティコを含めた三つ巴の激戦が最後まで続くことになるだろう。心臓の悪い人は要注意だ。

 カルロ・アンチェロッティ監督にとっては、その評価を決定的にするいい機会だ。マドリードには、いまだにイタリア人指揮官への懐疑論が存在する。「ビッグゲームで結果を出していない」のがその理由だ。たしかに、昨年10月の敵地でのクラシコで負けている。アトレティコに対しても分が悪く、本拠地サンチャゴ・ベルナベウで敗れ、敵地ビセンテ・カルデロンで引き分けた。チャンピオンズ・リーグはトリノでユベントスに勝てず、芳しくないこれらの結果が、懐疑的な目を呼んでいるわけだ。

 だからと言って、アンチェロッティを否定するのは間違いだ。残しているのは、落胆などではなく、大きな功績だ。アンヘル・ディ・マリアを中盤センターへコンバートし、それによって完成させたバランスという名の4-3-3。ディ・マリアは今シーズンのMVP候補だ。ファンの間では、相変わらずイスコを推す声が根強いが。

 クラシコを楽観できないのは、ここにきてバルサも調子を上げているからだ。前節のオサスナ戦は7-0で大勝した。バルサはまだ死んでいない、そんな論調をいわば証明したわけだ。

 3月23日の日曜日、最高の2チームがぶつかる。決戦を前に、スペイン人は心を躍らせている。

【記者】
Pablo POLO|MARCA
パブロ・ポロ/マルカ
スペイン最大のスポーツ紙『マルカ』でレアル・マドリー番を務める敏腕記者。フランス語を操り、フランスやアフリカ系の選手とも親密な関係を築いている。アトレティコ番の経験もあり、首都の2大クラブに明るい。

【翻訳】
豊福晋
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