AJPSアワード2022にブラサカ釜本美佐子さん。東京パラリンピック5位入賞の礎を築く

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年06月23日

日本のブラインドサッカーを国際舞台に立たせるべく東奔西走

お祝いにかけつけた日本ブラインドサッカー協会の皆さんと背番号15Kamamotoのユニホームを手にした釜本さん(前列中央)。(C)K.Ishii/AJPS

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 日本のスポーツを陰から支える「Unsung Heroアンサンヒーロー」を顕彰する「AJPSアワード」の2022年受賞者に、日本のブラインドサッカーを草創期から支えた釜本美佐子氏が決まり、6月23日に都内で表彰式が行なわれた。

 釜本さんはサッカー界のレジェンド釜本邦茂氏の実姉。2000年代初頭、組織化されていなかった日本のブラインドサッカーを国際舞台に立たせるべく東奔西走し、2017年まで日本ブラインドサッカー協会の理事長を務めて、2021年の東京パラリンピック5位入賞の礎を築いた。

「2001年に韓国で初めてブラインドサッカーを見て、その素晴らしさに感動し、これは日本でも広めなければと思いました。東京パラリンピックで日本代表が活躍し、試合後に黒田智成選手が『背番号15KAMAMOTO』と書いたユニホームに着替えてくれたときいたことにも感激しました。私の宝物です」と受賞の喜びを語った。
 
 スポーツ報道を専門とするフォトグラファーとライターの団体であるAJPS(日本スポーツプレス協会)の赤木真二代表は、「コロナ禍で昨年のアワードは実施が見送られ、表彰式も3年ぶり。ようやくスポーツのある日常が戻りつつあることが、表彰式の実施でも示せたと思う。ご自身も目が不自由になりながら精力的に日本のブラインドサッカーを牽引されてきた釜本さんのバイタリティーが、日本のスポーツ界にとって大きな勇気づけになると思います」と話した。

 AJPSアワードは2007年から実施されて今回が14回目。過去の受賞者には、日本陸上競技連盟男女競歩チーム(2019年度)、体操のジュニア育成に尽力した池田敬子氏(2018年度)などがいる。

協力●日本スポーツプレス協会(AJPS)
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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