現地時間５月５日に行なわれたヨーロッパリーグの準決勝第２レグで、ウェストハムは０－１でフランクフルトに敵地で敗北。ホームでの第１レグを１－２で落としており、アグリゲートスコア１－３で敗退が決まった。

　この試合が終わったあと、怒りが収まらなかったのがイングランド代表MFデクラン・ライスだ。中継を担当していた米スポーツチャンネル『Fox Sports』の放送内で、ライスが主審に「暴言」を吐いたと報じられている。
【動画】「どうしてこんなことができるんだ？」SNSで出回っているライスの暴言の一部

　レフェリングに不満を持ったライスは、ロッカールームに引き上げるトンネル内で審判団に詰め寄り、「金をもらったんだろう」「汚職だ」「なんでこんなことができたんだ」と吐き捨てた。動画でもこの行為は確認されており、欧州サッカー連盟（UEFA）は処分を決定。来シーズンのヨーロッパにおけるコンペティションにおける２試合の出場停止が発表された。

　また、この試合でデイビッド・モイーズ監督がフラストレーションを爆発させて、ボールボーイに対してボールを蹴りつけ、レッドカードが提示された行為についても、同指揮官は１試合の出場停止処分が科された。

　ウェストハムは、来シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグのプレーオフ予選出場権を保有しており、第１レグが８月18日、第２レグは同25日に行なわれるが、両者の出場停止処分はこの試合に適用されるとみられる。

　ちなみに、UEFAは同試合でフランクフルトが試合終了後にサポーターによるピッチ侵入を防げなかったとし、”違反行為”として８万ユーロ（約1080万円）の罰金を科すことも発表された。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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