かつてエースナンバーを背負った男の誕生日に、イタリアの名門ミランから祝福のメッセージが寄せられた。36歳となった本田圭佑に、ミランは「まだ眩しい」と賛辞を寄せている。

　2013-14シーズン途中から2016-17シーズンまで、３年半にわたってミランでプレーした本田は、背番号10を纏って公式戦92試合出場、11得点という数字を残した。

　本田の誕生日だった６月13日、ミランは当時の画像と一緒に祝福のメッセージを投稿した。これに対し、一部のファンからは様々なリプライが寄せられている。

【画像】「36歳でも眩しい！」本田圭佑の誕生日を祝うミランの投稿

「今ならスタメンだ。彼を戻せ」
「彼はハカン（・チャルハノール）より良い」
「（ジャコモ・）ボナベントゥーラと並び、我々の暗黒期の素晴らしい選手だった」
「少なくとも、普段のミランならあのユニホームを着ることはなかったと認めた真面目なプロだ」
「たとえスーパーなカンピオーネでなくても、ユニホームに敬意を表した者はずっと忘れられない」
「いつも我々の栄光あるユニホームを纏うことができた幸運に感謝した。ほかの選手たちは違う」
「ホンダに10番をあげたときも信じられなかったが、チャルハノールでさらなるどん底があるとは分かっていなかった」
「ミランの10番がホンダなのを見た瞬間、もう自分が知るビッグなミランではないのだと分かった。ありがたいことにそういう日々は終わり、ミランは再び栄光を取り戻すべく、（パオロ・）マルディーニのプランで正しいステップを踏み出している」

　本田がミランで指導を受けた指揮官が６人にのぼることが示すように、当時のミランは低迷期にあった。だが、クラブのレジェンドであるマルディーニが技術部門のトップに立ち、2019-20シーズン途中から復調を遂げると、2021-21シーズンは11年ぶりにセリエA優勝を果たしている。

　当時と今を知る関係者やファンは、「ミランの10番ホンダ」をどう評価しているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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