森保一監督がチュニジア戦へシステムに関しても言及。選手判断での立ち位置変更も歓迎

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2022年06月13日

「対応力は見ていきたい」

14日のチュニジア戦へ向けて意気込みを語った森保監督。システムに対する考え方も語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表は6月14日に4つの強化試合の最終戦、大阪でのチュニジア戦を控えるなか、森保一監督が前日会見に臨んだ。

 13日に上田綺世の途中離脱が決まり、右足を痛めている中山雄太の出場も難しいことを明かした指揮官は、長期離脱から復帰したばかりの冨安健洋の起用にも慎重な姿勢を示した。

 そのなかでシステム論に関しても言及。チームは4-3-3(4-1-4-1)を基本布陣に、4-2-3-1や3-4-2-1をオプションとするが、指揮官はチュニジア戦を前に次のように語った。

「基本的には4-1-4-1からのスタートでプレーをしてもらい、選手たちの対応能力であったり、個々のパフォーマンスをスタートの段階で見る。

 ただ相手とのマッチアップのなかで4-2-3-1と、選手たちが判断して、バランスを変えるのであれば、それを認めていきたいですし、意図的に我々スタッフのほうから形を変えて戦うこともやってきました。意図は色々あります。

 これから先の戦い、特にワールドカップ本大会に関しては自分たちの強みを出せるように、そういうことを第一に考えながら、相手との嚙み合わせを考えてシステムを使い分けたいです」
 そしてチュニジア戦へ、10日のガーナ戦からメンバーを変えたいとの意思も口にした。

「システム的には大きな変化はないと思いますが、人とという意味ではチームのオプションを増やせるように考えていきたいです。ガーナ戦から大幅にメンバーを変えたいですし、色んな組み合わせ、色んな融合が見られるかなと思っています。

 あとは私のほうからシステムを変える指示を出したいと思いますが、私が嬉しいというか選手たちを評価したいのは、チームの戦い方の方向性が変わらなければ、直近のガーナ戦も4-1-4-1で戦うという入り方をしながらも、相手のアンカーに合わせて、4-2-3-1のような(インサイドハーフの)柴崎(岳)であったり(アンカーの遠藤)航が状況を見て(後方に位置し)、(インサイドハーフの)タケ(久保建英)のところをトップ下のような形で相手を抑えながら、個々の良さを出すことを柔軟にやってくれました。明日の試合も選手が入れ替わるなかで、チームの戦い方のベースを持ちながら選手たちが生きるように勝つために局面で上回れるように判断力、対応力は見ていきたいです」

 チュニジア戦はチームとしての臨機応変な戦い方もポイントになりそうだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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