Jリーグは６月４日、ルヴァンカップのプレーオフステージ第１戦の４試合を各地で開催。CSアセット港サッカー場では名古屋グランパス対京都サンガF.C.が行なわれ、６－１でホームの前者が勝利した。

　プレーオフステージはグループステージを勝ち上がった８チームにより、ホーム＆アウェー方式の２試合を実施。プレーオフ勝者４チームがプライムステージに進出する。

　Bグループを２位で突破した名古屋と、Cグループを首位通過した京都の一戦では、前者が15分に先制点を奪う。右サイドを突破したマテウスが、グラウンダーのクロスを入れる。これに反応した稲垣祥の右足シュートは、相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。

　ビハインドを背負った京都は懸命に反撃を試みる一方、名古屋も果敢に追加点を狙いにいく。激しいバトルが随所で展開されるなか、京都の川﨑颯太が43分にこの日、２枚目のイエローカードで退場に。前半は名古屋の１点リードで折り返す。

　一人少ない戦いを余儀なくされる京都に対し、名古屋が後半に入ってすぐに２点目をゲット。49分、自陣でキープした仙頭啓矢が持ち運び、右サイドを攻め上がってきた森下龍矢に預ける。ボックス内に侵入した森下のシュートはGK若原智哉に止められるも、こぼれ球を拾ったマテウスのマイナス気味のパスに、走りこんできた稲垣がダイレクトで合わせてネットを揺らす。
 

　苦しい状況に立たされた京都は58分、荻原拓也のクロスから山﨑凌吾が右足で流し込んで１点を返す。

　これで流れが変わるかと思われたが、名古屋が再び、リードを２点に広げる。63分、左CKに藤井陽也が頭でファーに流して、待ち構えていた丸山祐市が押し込む。

　さらに、73分にGKとの１対１を制したマテウスが、81分に相手のミスを見逃さずにチーム５点目を挙げる。終了間際には相馬勇紀が直接FKをねじ込み、試合は６－１でタイムアップ。チャンスを確実にモノにした名古屋がホームでの第１戦を制した。京都のホームで迎える第２戦は11日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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