日本代表は６月２日、キリンチャンレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦し、４－１で勝利した。試合後、４－３－３のインサイドハーフで先発出場した鎌田大地がオンラインでの取材に応じた。

　フランクフルトでヨーロッパリーグ（EL）優勝を果たし、自身は13試合に出場し、５得点。たしかな手応えと自信を得て、久々の代表復帰を果たした鎌田は、「いつもと違うメンバー」だったパラグアイ戦について「負けたら主力メンバーのほうがいいって言われるので、まずは勝つことが大事だと思っていました。それに得点がついてくれば」と振り返る。
 
　アジア最終予選では、守田英正と田中碧というボランチタイプの選手がインサイドハーフを組むことが多かった。だが、今日は鎌田と原口元気が組んだことで、より攻撃面が活性化された印象があった。このことについては「守田と碧よりは攻撃的な選手なので、攻撃力が上がらなかったら意味がない」と強調した。
 

　また、インサイドハーフの手応えは「フランクフルトでは何試合も経験しているし、前からできると言っているので、もっと強いチームとやってみないと分からないです」と語る。
 
　前半終了間際には、堂安律のクロスにヘディングで合わせて、チーム２点目をゲット。「流れはあまり覚えていないですけど、普段４－３－３の強いチームと試合すると、ゴール前にインサイドハーフが入って得点を取っているイメージがあったので、狙っていました」という。ただ、「相手は時差ボケもあるのか、後半は明らかに疲れていたし、チャンスもあったのでもっと取れるようになりたい」と貪欲さを示す。
 
　後半に１失点してしまったが、結果は４―１と快勝。鎌田は「久々の代表戦だったのもあってイージーミスが多かった」と反省を口にする。そして 中４日で迎えるブラジル戦については次のように答えた。
 
「日本がボールを握れるチームじゃないので、ショートカウンター中心の試合になると思うし、僕も（試合に出たら）攻守のバランスを考えてやらないといけない。でも、普段から強いチームと試合をしているので調整できる」

　本大会までの残り５か月。貴重な強化マッチが組まれた６月シリーズはあと３試合。充実感を漂わせる25歳のアタッカーは、森保ジャパンでさらに存在感を高められるか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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