４試合が組まれた６月シリーズで、日本代表は２日、キリンチャレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦。試合は４－１で日本が勝利した。

　日本の先発メンバーは、GKにシュミット・ダニエル、４バックは山根視来、吉田麻也、谷口彰悟、伊藤洋輝、中盤はアンカーに遠藤航、インサイドハーフに原口元気と鎌田大地、３トップは堂安律、浅野拓磨、三笘薫という顔ぶれに。

　前半は立ち上がりから日本がペースを掴み、好機を量産。そして36分、先制点を奪う。原口のスルーパスに抜け出した浅野がGKとの１対１に持ち込み、鮮やかなループシュートでネットを揺らす。さらに42分、堂安のクロスから鎌田がヘディングシュートをねじ込む。

　２点リードで迎えた後半も日本が押し気味に試合を進めていくなか、一瞬の隙をつかれて失点。59分、伊藤の縦パスがカットされると、その流れからデルリス・ゴンサレスの強烈な一撃をくらう。

　１点差に詰め寄られた日本だが、すぐに突き放す。60分、原口からのパスを左サイドで受けた三笘が、ふわりと浮かした絶妙ショットで相手GKの頭上を抜いてゴールに流し込む。
 

　69分には、堂安のスルーパスに反応した鎌田がエリア内で相手GKに倒されてPKを獲得。だが、キッカーの堂安が放ったシュートはストップされ、こぼれ球につめた山根も決められず。82分には鎌田の見事な突破から前田が決定機を迎えるも、左足で合わせたシュートは大きく枠を外れる。

　その後、途中出場の田中碧が強烈ミドルを突き刺して４点目。しっかりとリードを守り切った日本が完勝を収める。４連戦となる今回の６月シリーズで、日本は幸先よく白星スタート。今後は６日にブラジル、10日にキリンカップサッカーでガーナ、14日にチリまたはチュニジアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】W杯メンバー入りをかけた４連戦！６月の強化試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介