FWは得点王争いをした3選手をチョイス!

西森氏が選んだWEリーグベストイレブン。※各ポジションの下段はサブ。(C)SOCCER DIGEST

西森氏が選んだWEリーグの後半戦ベストイレブン。※昨年12月13日掲載の「WEリーグ|前半戦ベスト11」で選出した選手は除外。(C)SOCCER DIGEST
日本初のサッカー女子プロリーグとして昨秋にスタートした『WEリーグ』。5月22日に全日程が終了し、INAC神戸レオネッサが初代女王に輝いた。本稿では今季の戦いを振り返り、シーズンベストイレブンを選定。加えて、後半戦のベストイレブンも選んだ。際立つ活躍を見せた選手たちを紹介する。
選定者=西森彰(フリーライター)
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選定者=西森彰(フリーライター)
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まずは前線から。得点王争いは最終節に、I神戸の田中美南がハットトリックを達成して12得点とした一方、三菱重工浦和レッズレディースの菅澤優衣香が2ゴールを決めて突き放し、14得点でWEリーグ初代得点女王に輝いた。
田中が大宮アルディージャVENTUS戦(〇5-2)で試合を動かす先制点、菅澤が日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(△2-2)で終盤の勝負所でのゴールと、お互いに持ち味を発揮。このふたりとの得点王争いで最後までしのぎを削ったサンフレッチェ広島レジーナの上野真実は、後半戦に爆発して11得点を記録。チームを6位に導いた。
今回は選外としたが、WEリーグの開幕第1号弾を決めたI神戸の髙瀬愛実も印象的だった。第5節の東京NBとの大一番で決勝ゴールを挙げ、1-0の勝利に貢献。開幕4連勝でシーズンの流れを決した。最終戦でなでしこリーグを含めたリーグ通算100ゴール目を奪うなど、節目で働いた。
右サイドでは東京NBの植木理子も選出。彼女の背中を追った、ともに10代と若い山本柚月、藤野あおば(いずれも東京NB)は積極的な仕掛けで存在感を示し、中嶋淑乃(広島)のドリブルや、宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)のスプリントも光った。
後半戦ベストイレブンでピックアップした祐村ひかる(ちふれASエルフェン埼玉)は、攻撃力がさらに増した印象だ。矢形海優(マイ仙台)のプレーも小さくないインパクトを放っていた。
田中が大宮アルディージャVENTUS戦(〇5-2)で試合を動かす先制点、菅澤が日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(△2-2)で終盤の勝負所でのゴールと、お互いに持ち味を発揮。このふたりとの得点王争いで最後までしのぎを削ったサンフレッチェ広島レジーナの上野真実は、後半戦に爆発して11得点を記録。チームを6位に導いた。
今回は選外としたが、WEリーグの開幕第1号弾を決めたI神戸の髙瀬愛実も印象的だった。第5節の東京NBとの大一番で決勝ゴールを挙げ、1-0の勝利に貢献。開幕4連勝でシーズンの流れを決した。最終戦でなでしこリーグを含めたリーグ通算100ゴール目を奪うなど、節目で働いた。
右サイドでは東京NBの植木理子も選出。彼女の背中を追った、ともに10代と若い山本柚月、藤野あおば(いずれも東京NB)は積極的な仕掛けで存在感を示し、中嶋淑乃(広島)のドリブルや、宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)のスプリントも光った。
後半戦ベストイレブンでピックアップした祐村ひかる(ちふれASエルフェン埼玉)は、攻撃力がさらに増した印象だ。矢形海優(マイ仙台)のプレーも小さくないインパクトを放っていた。