「必ず1試合1点の選手に」U-21日本代表の逸材・中島大嘉が悔しさ胸に飛躍を誓う!

カテゴリ:日本代表

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2022年05月11日

「まだ足りひんねんな、と」と悔しがる。

U-21日本代表で練習試合に出場した中島。撮影:滝川敏之

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[5月11日/U-21日本代表 0ー2 全日本大学選抜/練習試合]
 
 北海道コンサドーレ札幌における活躍を受けてU-21日本代表に初招集されたFW中島大嘉が、全日本大学先発との練習試合(35分ハーフ)で存在感を発揮。ただ、肝心のゴールを奪えず悔しさを滲ませた。
 
 4―3―3のCFで先発した188cmの逸材FWは、コンビネーションの問題もあって序盤はなかなかボールに触れなかったが、徐々に持ち前のフィジカル能力を随所で発揮。25分には強引に独力でゴール前までボールを運び、その2分後には正確なポストプレーからカウンターの起点になった。
 
 前半だけの出場でゴールも奪えなかったが、果敢なプレスやセットプレー時のクリアなど守備面も含め、U-21日本代表デビュー戦として及第点の出来。ただ、試合後に本人は反省の弁を口にした。
 
「イメージしていたプレーはまずまずできましたが、自分的にはチャンスが2本くらいあった。あれを決めとったら。悔しいです。自分だからこそ作れたチャンスでもあったけど、決めないと意味がない。必ず1試合1点が取れる選手になりたい。まだ足りひんねんな、と。今日また再確認できた。また練習します」
 
 最大のチャンスだった25分は、相手DFをフィジカルとスピードで圧倒してゴール前までいきながら、最後はシュートブロックに遭う。このシーンに関しては、U-21日本代表のエース格である柏レイソルの細谷真大(この日は出番なし)と自分を比較している。
 
「自分に求められているのはやっぱりゴール。あのチャンスは、左足でキックフェイントかシュートか少し迷って、結局はキックフェイントで少し芝に足が引っかかってしまった。(利き足ではない)左足でも降り抜けるような自信や練習が必要。細谷さんだったらあそこは振っていると思うんで、そこが現状の差かなと」
 
 とはいえ、この3日間のU-21日本代表活動は、「基本的にはポジティブな3日間だった。点を取ったらもっとわかりやすいインパクトが与えられたと思う。札幌に帰って、Jリーグとルヴァンカップでインパクトのあるゴールを決めたい」と総括。コンサドーレでの戦い、そしてその先にある2024年のパリ五輪に向けて飛躍を誓った。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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