2021-22シーズンのブンデスリーガを制し、欧州5大リーグでは史上初のリーグ10連覇を達成したバイエルンが、早くも新戦力を確保しそうだ。
現地時間5月5日、ドイツ紙『BILD』は、バイエルンがアヤックスの右SBで不動のレギュラーであるモロッコ代表のヌサイル・マズラウィのメディカルチェックを完了させたと報じた。
移籍市場のエキスパートとして知られる『Sky Sports』のファブリツィオ・ロマーノ記者も、ツイッターで以下のように綴っている。
「マズラウィは、3月にユリアン・ナーゲルスマン(監督)、オリバー・カーン(CEO)の両者と2度の直接交渉の場を経てバイエルン加入を決めた。すでにメディカル済で、サインはまだだが、バイエルンと合意に達している」
バルサを上回る年俸を提示したバイエルンが合意を引き出す
モロッコ代表のマズラウィは、アヤックス下部組織出身らしく優れたボールコントロールと推進力を兼ね備えた右SB。今シーズンも公式戦5ゴールと得点力も魅力のひとつだ。
18年2月4日のNAC戦でトップデビューを飾ると、翌18-19シーズンからは右SBのレギュラーとしてクラブのチャンピオンズ・リーグ4強進出やエールディビジ2連覇などに貢献した。
前出の『BILD』によれば、これまではマズラウィ本人が希望していたと言われるバルセロナ行きが濃厚だったものの、バイエルンはバルサが提示した年俸500万ユーロ(約6億5000万円)を上回る年俸800万ユーロ(約10億4000万円)のオファーを出して合意を引き出した可能性が高いと伝えている。
バイエルンは同じくアヤックスで人気銘柄のMFライアン・フラーフェンベルフ(18歳)の獲得を目指しており、移籍金3000万ユーロ(約39億円)を用意していると言われている。
マズラウィとアヤックスの契約は22年6月まで。アヤックスはアカデミー出身の生え抜きスター選手をフリーで手放す形になりそうだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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