セルティック加入当初こそ大活躍した旗手怜央は、その後は精彩を欠いたパフォーマンスで批判を浴びることも少なくない。調子を落とした大きな要因は、疲労だとの見方が大半だ。

　５月１日のスコットランド・リーグ第35節、タイトルを争う宿敵レンジャーズとのダービー（１-１）でも、61分までプレーした旗手は厳しく評価された。セルティック専門サイト『THE CELTIC STAR』は、「昨日のレオ・ハタテには再びイライラさせられた」とこき下ろしている。

「この夏に強く休養が必要な状態ということは分かっている。日本の大学出身でトップレベルのサッカーをするようになって間もなく、日本でシーズンを終えてからシーズン途中のセルティックに加わり、文字どおりに１年出ずっぱりだ。ガス欠なのは明らかである」

　同メディアは「最近、相手選手がボールを持っている時に、タックルをしたり封じようとしたりするのではなく、ジョギングで並走する傾向があることに気づいた。彼の役割では、相手に対して動き回り、プレーを止め、簡単にボールを持たせないことが必要不可欠だ」と続けた。

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「シーズン序盤にトム・ロギッチとデイビッド・ターンブルが同じように苦しんだ。ターンブルが『８番』としてやや消極的だからだ。１月にハタテが加わり、その問題は解決できたと思われた。だが残念ながら、その役割に必要とされる中盤でバトルする選手であることを、彼はまだ証明できていない」

　現在の旗手のパフォーマンスは、疲労に影響されているとの見方が大きい。優勝決定が迫るなか、良いかたちでシーズンを締めくくることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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