ベルギー代表FWエデン・アザールの弟で、ベルギー２部RWDMでプレーするキリアン・アザールが兄の去就について語った。

　現在31歳のエデンは、３年前の夏にレアル・マドリーへ鳴り物入りで加入するも、度重なる怪我に悩まされ、ほとんど戦力になれず。正念場として迎えた今シーズンも状況は全く改善されておらず、リーグ戦での先発は７試合で、公式戦での得点はわずか１点だ。

　今夏の移籍が取り沙汰され、アーセナルからの興味も報じられているが、５歳年下の弟はベルナベウでのストーリーはまだ終わらないと考えているようだ。母国メディア『RTBF』のインタビューで、「自分が１番強いと証明するまでは、レアルを離れないだろう」と見解を示している。

「彼はこれまで在籍したすべてのクラブで自分の力を証明してきた。出ていかないと思うよ。会長が退団を望んでいたり、出場機会がないと分かっているのなら、残ることはないと思うけどね。１つだけ断言できるのは、彼はレアルで最高の選手だと証明するためにすべてを尽くすということだ」
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　ここ数日、エデンは、キリアンにとってもう１人の兄、トルガン・アザールが背番号10を背負うドルトムント行きも囁かれている。これに対しては「クラブでは一緒にプレーする機会がなかったから、面白いね」と前向きだ。

「僕はエデンとチェルシーで一緒に練習をしたし、トルガンとエデンは代表チームに入っているが、クラブでの共闘は、まだ実現していない。でもドルトムントというのは、ちょっと夢物語だと思う。エデンがドイツに行くとは思えないし、トルガンのように走るとも思えないしね（笑）」

　ベテランの域に差し掛かったベルギーの至宝は心機一転、新天地を求めることとなるのか。兄弟もその行く末を見守っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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