セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、前田大然の“地味”な仕事も評価している。

　英紙『THE SCOTTISH Sun』によると、横浜F・マリノスで前田を指導し、この冬にセルティックに引き抜いたオーストラリア人監督は、「ダイゼンには素晴らしいエネルギーがある。仕事への意欲がすごい」と前田を称賛した。

「彼は最初の１分でも最後の１分でも引き出せるエネルギーのたくわえが素晴らしい。彼の仕事の多くは派手でなく、おそらく見出しにならないようなことだろう。だが、チームコンセプトにおいては、非常に重要だ。我々が望むプレーでは特にね」

　ポステコグルー監督は「プレスだけじゃない。彼はオフ・ザ・ボールの走りが多い」と続けた。

「いつもボールを受けるわけじゃない。だが、たくさん仲間のスペースや機会をつくり出す。特に引いて守ることを望むチームとの対戦ではなおさらだ。ダイゼンはセルティックで始めたばかりであり、これから良くなっていくだろう。だが、グループに素晴らしいエネルギーをもたらしてくれた」

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　前田はギオルゴス・ギアクマキスとともに、負傷離脱中の古橋亨梧の穴を埋めている。オーストラリア人指揮官は「得点者がうまく分かれているのはうれしい」と、チーム全体で結果を出していることを喜んだ。

「異なる時期にそれぞれがインパクトを残してきた。序盤はキョウゴと（デイビッド・）ターンブル。リエル・アバダとジョッタも量産してきた。今はギアクマキスだし、トム・ロギッチも決めている。本当に重要なことで、我々が安定している大きな理由だ。我々は１、２選手だけに依存していない。最近はギアクマキスとダイゼンがそこに加わった。彼らにとって素晴らしいことだ」

　インターナショナルウィーク明けの初戦で、セルティックは宿敵レンジャーズとの大一番に臨む。古橋の復帰も近いと言われており、日本人ストライカーたちの活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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