元フランス代表FWニコラ・アネルカ氏が、クリスチアーノ・ロナウドとリオネル・メッシについて語った。スペイン紙『AS』が３月17日付けで伝えている。

　サッカー界の２大スターは昨夏に揃って移籍。C・ロナウドはユベントスから古巣のマンチェスター・ユナイテッドへ、メッシはバルセロナからパリ・サンジェルマンへ活躍の場を移した。しかし、圧倒的な実績を考えれば、新天地での成績は物足りないものに。特に後者は深刻で、ここまでリーグ・アンでわずか２ゴールに留まっている。

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　悩める２人に対し、かつてパリ・サンジェルマン、アーセナル、レアル・マドリー、ユベントスなど、各国の名門を渡り歩いた42歳は、母国メディア『RMC Sport』で独自の見解を展開。率直な思いをこう明かしている。

「２人ともこの15年間で達成したことに、とても満足しているはずだ。他を圧倒していたからね。だけど今は、スローダウンするのが当たり前になっている。ロナウドよりもメッシに驚いたよ。メッシはフランスで闊歩し、ロナウドはイングランドでもっと苦労すると思っていた。私にとってプレミアリーグは世界で最もきついリーグだからね」
 

　アネルカ氏は32歳の時にチェルシーから、中国の上海申花へ渡った。そんな自身の経験を踏まえ、「どちらももっと賢くあるべきだった」と移籍先の選択にもモノを申している。

「長くプレーしたがる選手はこうなるんだ。彼らは賢くない。トップのまま終えるためには、正しい判断をしなければならないのだから、もっと複雑でないチャレンジを考えるべきだったね。批判されないように、32、33、34で終わることをためらわない選手だっている。私は36歳で現役を退いたが、32歳で中国に行ったよ」

　37歳のC・ロナウドと、34歳のメッシ。ともにストライカーとして眩い輝きを放ち続けてきた２人は、年齢など微塵も感じさせぬプレーで、再び世界を席巻できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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