現地時間３月16日、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント１回戦（第２レグ）が開催され、ユベントスはビジャレアルとホームで対戦し、０―３で完敗。２戦合計１―４で、３年連続でベスト16での敗退が決まった。

　まさかの惨劇に現地メディアからは批判が殺到し、パトリス・エブラ氏らOB陣も厳しい意見を寄せるなか、英紙『Daily Mail』によれば、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督は、『Amazon Prime Italia』で自軍の戦術に言及。戦い方を変えるつもりはないと語っている。

「選手たちは65分間よくやってくれたので、今後も同じようにプレーするだろう。ある時点から、ビジャレアルは全員をディフェンスに割いていて、膠着状態を打破できるのは、アクシデントだけだったね。

　この敗北を受け入れなければならないし、厳しい結果だが、よくプレーしてくれたので、文句は言えない。ヨーロッパにはユベントスよりレベルの高いチームが10チームある。残念なことではなく、これが現実だ。これを失敗と言うのはフェアじゃない」
 

　終盤まで膠着状態が続いたなか、78分にジェラール・モレーノにPKで先制を許すと、そこから６分後にCKからパウ・トーレスに致命的な追加点を叩き込まれ、アディショナルタイムのアルノー・ダンジュマのPKで万事休した。
【動画】反撃ムードを打ち消す、あまりに痛いビジャレアルへの追加点献上

　54歳のイタリア人指揮官は「後半、相手はブロックディフェンスに徹することにしたが、１度だけチャンスがあり、それをものにした」とも主張している。

「前半は良いチャンスがあったが、後半は少なかった。ビジャレアルは11人で守り始め、明らかに延長戦に持ち込もうとしていたからね。あのゴールが全てを変えたんだ。彼らはアクシデントを最大限に利用することも狙っていた。ペナルティの場面では甘さがあり、その後、逆転するどころか、さらに２失点し、試合の主導権を奪われてしまった」

　セリエAでは昨年11月にアタランタに敗れて以来、15試合負けなし（10勝５分け）で、現在首位ミランとは７ポイント差の４位につけるユーベ。こうなった以上、今シーズンの残りは国内での戦いに全精力を注ぎこみ、欧州での鬱憤を晴らしたいところだ。

　構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち

【PHOTO】Ｃ・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選＆一挙紹介！