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「計算して勝てる集団ではなかった」中澤佑二&中村俊輔が2013年シーズン失意のV逸を回想「飲み込まれてしまった」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年03月07日

「様子を見ようか、みたいなのがたぶんあったかな」

大観衆の中で迎えた13年シーズンのホーム最終戦。勝てばリーグ優勝が決まる大一番で横浜は痛恨の敗戦。続く川崎戦にも敗れ、リーグ優勝を逃した。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表DF中澤佑二氏と西岡明彦氏がゲストのサッカー人生を辿る番組『サッカー・ジャーニー』の過去放送分が、スカパー!サッカーYouTubeで期間限定で無料公開された。中村俊輔(現・横浜FC)の登場回では、中澤氏と俊輔がともに横浜F・マリノスでチームメイトだった2013年シーズンについて2人が語り合った。

 俊輔が史上初となる2度目のMVPを獲得したシーズン、横浜は首位でホーム最終戦を迎える。勝てば優勝が決まる大一番。相手はアルビレックス新潟。だが、横浜は0-2で敗戦を喫する。続く敵地での最終節・川崎フロンターレ戦にも敗れ、タイトル獲得ならず。勝点1差でサンフレッチェ広島が逆転優勝を飾り、横浜は2位でフィニッシュした。

 中澤氏が「聞きたかったのが、新潟に負けたじゃん、俺ら。何がいけなかったのかなって、いまだに思っているんだけど」と切り出すと、俊輔も「ずっとそれはある。ちょいちょい、みんなで話すよ」と明かす。

 記憶を紐解けば「1週間の練習が硬かった。次勝てば(優勝が決まる)。その時に、なんかね、いつもと雰囲気が硬くなっているというか。でも、俺はそれも悪くないと思って」と振り返る。

 新潟戦には、日産スタジアムに6万2,632人もの観客が詰めかけた。ただ、それだけの大観衆の中で俊輔自身は「そんなに声援が大きくなかった。どっちかと言うと、“優勝を観に来た”みたいな雰囲気がちょっとあった」と感じていたという。

 もっとも、そうしたシチュエーションでも「プラスの力に変えなければいけないのに、飲み込まれてしまった感もあったし、準備というよりも、力がなかった。“あるある”なんですけどね」と述懐する。

 中澤氏も「硬くなっちゃった、チーム自体が」と同調。「ちょっと落ち着いていこうかな、みたいな。ホームだし、お客さんがいっぱいいるから。いったん落ち着いて(試合に)入ろうか、様子を見ようか、みたいなのがたぶんあったかな」と話す。
 
 当時のチームについて、俊輔は「力が入っている選手、良い感じで抜けている選手がありつつ……計算して勝てる集団ではなかった」と回想した。

 失意のシーズンとなったが、その年の天皇杯では優勝を果たす。決勝の相手は広島。17分に齋藤学(現・名古屋)のゴールで先制すると、21分に中澤氏が追加点をゲット。スコアは2-0。リーグ王者に“リベンジ”を果たし、トリコロールの戦士たちは高々とカップを掲げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】ボンバー&俊輔が“V逸”の2013年シーズンを回想。「新潟に負けた。何がいけなかった?」

【PHOTO】横浜F・マリノスの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
 
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