現地時間２月27日に開催されたリーグカップ決勝で、チェルシーはリバプールと対戦。スコアレスのまま突入した延長戦も終了間際となると、PK戦を見越して、それまで好守を連発していた守護神エドゥアール・メンディを下げ、ケパ・アリサバラガを投入する。

　しかし、そのPK戦で、ケパは相手GKクィービーン・ケレハーとともに、最初の10人のシュートを１本も止められず、最後はGK対決へ。すると、先行のケレハーがしっかり決めたのに対し、後攻のケパは大きく外してしまい、敗北が決まった。

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　結果的に裏目に出たトーマス・トゥヘル監督の采配には、様々な意見が寄せられるなか、英衛星放送『Sky Sports』で解説を務める、ともにリバプールOBのジェイミー・レドナップとジェイミー・キャラガーの間では意見が真っ二つに。まず、否定派のレドナップは「私は好きではない。くだらないアイデアだ」と吐き捨てている。
 

「ただ複雑にしただけだ。メンディをゴールに据えていたら勝てなかったなんて、どうして言えるんだ？くだらないし、ナンセンスだ。メンディは世界最高のゴールキーパーのひとりなのに、代わりにケパを起用するなんて、馬鹿げている」

　対して擁護派のキャラガーは、「やり方がというものがある」と反論。スペイン代表守護神の過去のPK戦での活躍を引き合いに、こう主張した。

「ケパを投入してチェルシーが勝利した、スーパーカップでのトーマス・トゥヘルの決断を忘れてはならない」

　昨年８月に開催されたビジャレアルとのUEFAスーパーカップ（前年のチャンピオンズ・リーグ王者とヨーロッパリーグ王者が対戦）では、119分からピッチに入ったケパがPK２本をストップし、勝利。また、今シーズンのリーグカップ３、４回戦でも背番号１がゴールを守り、PK戦を制している。

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　今回は奏功しなかったが、次にPK戦を戦う際は、ドイツ人指揮官がどちらのGKをチョイスするのか。注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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