持ち前の堅守や勝負強さが失われ、年末年始の国内リーグやコパ・デル・レイで黒星を重ねたアトレティコ・マドリーと、ラルフ・ラングニック新監督の下でプレッシングサッカーの構築に取り組むマンチェスター・ユナイテッドの第1レグが現地2月22日、前者のホームで開催される。
組織面に改善の余地がある両チームの一戦は、どちらが制してもおかしくない。予想を困難にさせるのは、どちらも試合の流れを問わずに一発で勝負を決められる圧倒的な個を有しているからだ。
ルイス・スアレスとクリスティアーノ・ロナウドだ。円熟の境地にある両ストライカーの出来が勝敗を分ける可能性は小さくない。
アトレティコ戦で35試合25ゴール
スアレスは、全盛期と比べて運動量こそ落ちたものの、得点力や勝負強さは健在だ。アトレティコは前線にアンヘル・コレアやジョアン・フェリックス、怪我から復帰したアントワーヌ・グリエーズマンなど強力なタレントを有しており、ディエゴ・シメオネ監督がどの組み合わせをチョイスするか注目だ。
C・ロナウドもプレミアリーグでは22試合で9ゴールと例年に比べればやや少ないものの、チャンピオンズ・リーグのグループステージでは5試合で6ゴールと自慢の決定力を如何なく発揮し、チームをグループ首位通過へと導いている。
さらにこのポルトガル代表のゴールマシーンは、アトレティコに対して35試合で25ゴールを奪っており、お得意さま相手に大爆発する可能性は大いにある。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月17日号より一部修正・加筆して転載
【PHOTO】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
【PHOTO】2022年冬の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!