J１リーグ第２ステージ・５節は７月29日に９試合が開催された。ノエビアスタジアム神戸で行なわれた神戸対広島は、アウェーの広島が４-０で勝利を収め第２ステージ開幕５連勝。首位固めに成功している。

【J１ PHOTOハイライト】２ndステージ・５節

【J１ PHOTOハイライト】神戸 ０-４ 広島
 
　立ち上がりは神戸のペース。９分にチョン・ウヨンのミドルシュートがバーを直撃すると、12分にも森岡がスルーパスに抜け出しシュートを放つなど、テンポ良く攻撃を仕掛けた。
 
　しかし広島は、神戸の一瞬の隙を突く。15分、中盤でのボール奪取から青山が前線の佐藤にくさびのパスを入れると、ラストパスに抜け出したドウグラスが一気にペナルティエリアに侵入。そのまま落ち着いて左足で流し込み、広島が先制した。ドウグラスはこれで今季10得点目。二桁に乗せた。
 
　さらに広島は24分、柏の左からのクロスに、ファーサイドに回り込んだ佐々木が頭で折り返すと、このボールを佐藤が頭で押し込み追加点。広島が２点をリードする。佐藤は、ドウグラスとともに今季10得点目、12年連続で二桁得点をマーク。J１通算155得点とした。
 
　一方の神戸はボールを保持するものの要所を締めた広島の堅い守りを崩せず、決定的なチャンスを作ることができない。
 
　すると41分、広島は再び青山のボール奪取からショートカウンターでチャンスを創出する。ドウグラスからパスを受けた野津田がドリブルで仕掛けると、相手GK山本に倒されPKを獲得。これを野津田みずから決め、前半で３点をリードした。
 
　後半に入っても広島の勢いは止まらない。48分、敵陣の高い位置で青山、佐藤のプレッシングで相手ボールを絡め取ると、佐藤からのラストパスにドウグラスが抜け出し、左足のシュートを突き刺した。59分には後方からのロングボールに抜け出したドウグラスが決定的なシュートを放つものの惜しくもゴールならず。ハットトリックを逃した。
 
　62分、広島は佐藤に代えて、東アジアカップの日本代表に選出された浅野を投入し、さらに追加点を目指したもののゴールには至らず、結局アウェーの広島が４-０で勝利。第２ステージ開幕５連勝で、首位の座をがっちりとキープしている。