スコットランドでセンセーションを巻き起こしている旗手怜央が、現地メディアのインタビューで胸の内を明かしている。

　旗手は川崎フロンターレで２年目のシーズンを終えた今冬、横浜F・マリノスの前監督アンジェ・ポステコグルーが率い、古橋亨梧がエース級の活躍を見せるセルティックへ、井手口陽介と前田大然と共に加入。海外初挑戦を果たすと、デビュー戦でいきなりマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せ、２戦目には強烈なミドルシュートで初ゴールをマークした。

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　そして圧巻だったのが、自身４戦目で迎えたレンジャーズとの首位攻防戦だ。圧巻の２ゴール・１アシストで宿敵撃破の立役者となり、再びMOMを獲得してみせた。

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　ポステコグルー監督は大一番で最高の結果を残したニューフェイスに対し、「２点取ったのは良かったね。クオリティが高いし、もっと良くなると思う」と、称賛と今後への期待を寄せるなか、本人は『Sky Sports News』でこう語っている。

「監督がそう言うのなら、僕ももっと目標を達成できると思います。いずれにせよ、僕は常にプレーすることを目指し、全ての試合で自分の力を出し切るつもりです」
 

　自身のスタートダッシュについて「間違いなく予想していたよりも良い」と手応えを示す旗手は、オールドファームと呼ばれるレンジャーズとの伝統の一戦では、結果に加えてある大きなものを掴んだようだ。

「この感覚を何かと比較する必要はないと思いますが、全く新しいことを経験できたことは、僕のサッカー人生のさらなる進歩につながることは間違いなく、素晴らしい経験でした。もちろん（２ゴール・１アシストという結果は）とても嬉しいですが、それ以上に監督やチームの期待に応えられたことが嬉しいですね。すでにチームの一員であることを実感しました」

「監督、スタッフ、チームメイトのサポートなしには、このようなことはあり得ませんでした。このサッカークラブに関わる全ての人に感謝の気持ちを伝えたいです」と謙虚な姿勢も崩さない24歳は今後、チームメイトとの連係がより深まるなかで、どこまで高みへと上れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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