現地時間２月５日に行なわれたラ・リーガ第23節で、久保建英が所属する17位のマジョルカ（勝点20）が、18位のカディス（同18）をホームに迎えた。

　４連敗中で、負ければ今シーズン初めて降格圏に落ちる重要な“裏天王山”で、ラ・リーガでは３試合連続のスタメンに名を連ねた久保は、右サイドハーフに入った。

　８分に、アルカラスに左足のミドルシュートを叩き込まれ、いきなり先制を許したマジョルカは、13分に久保の正確なCKに新戦力のFWムリキがヘッドで合わせるも、GKの正面でブロックされる。

　18分には久保が右サイドから右足でグラウンダーのクロスを送り込み、その流れからオリバンが倒されてPKを獲得。これをセビージャが落ち着いて決めて同点に追いつく。

　さらに30分、久保がサイドチェンジのパスを足下にピタリと収め、マーカーをかわして左足でシュート。しかし、惜しくもゴールに右に外れる。35分にムリキが放った際どいヘディングシュートも、敵GKレデスマの好セーブに阻まれる。

　押せ押せのマジョルカは、44分にも味方が落としたボールを受けた久保が、するするとエリア内に持ち込んでシュート。しかし、枠を捉えられない。前半アディショナルタイムのアンヘルのボレーもポストに嫌われた。

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　１－１で突入した後半最初のチャンスを作り出したのも久保だった。50分に左サイドで巧みに敵をかわして、そのままドリブルで持ち込み、グラウンダーのクロス。ムリキが合わせるが敵にブロックされる。59分にもカウンターから久保が抜け出そうとするも、敵DFイサにイエロー覚悟のファウルで止められる。

　そして、これで得たFKに飛び込んだFWアンヘルがGKレデスマと接触し、VAR介入の末にPKを獲得。これをムリキが決めて、65分にようやくリードを奪う。

　アディショナルタイム10分も凌ぎ、このリードを守りきったマジョルカが２-１で勝利。リーグ戦の連敗を４で止め、６試合ぶりの勝利を挙げた。キレキレの動きで何度もチャンスを創出した久保は、89分までプレーしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部　

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